猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

みちのくCOMITIA5に参加しました

 14日(日)に福島県郡山のビッグパレットふくしまで開催されたみちのくCOMITIA(みちのくコミティア)5に参加しました。
 この時期は8月に向けて早くも「お盆休み前進行」が始まっている時期にあたり、昨年は前日の職場の催し事で無理をして体調を崩して不参加という不首尾をやってしまいました。今年も仕事の合間を縫っての強行スケジュールでしたが……なんとか無事参加することができました。
 当日は朝から雨で、同人誌が水に濡れないかに気を使いながらの移動でした。
 みちのくコミティアは、フードサービスがあり、無料ドリンクコーナーもあり、それぞれのワゴンサービスもあり、出展企業のPICOさん(プリンティング・イン株式会社 https://www.pico-net.com/doujinshi/)による缶バッジ作成サービスもあり、あと、サークルスペースで出前が取れたり、終わり近くにはビンゴゲームで商品をもらえたりするという、いろいろと「盛りだくさん」で楽しいイベントでした。
 また、イラストコンテストが行われていて(まだ「みちのくコミティア」になる前の「創作旅行」から続いているのだと思います)、その一位・二位を獲得された方が次回ティアズマガジン(カタログ)の表紙・裏表紙を担当するというシステムになっています。このコミティアは一年に一度ということもあり、規模が大きくなっても「お祭り」的な楽しさが十分に残っているイベントでした。
 場所的にも余裕があり、活気がありながらも何についてもゆったりした感じのあるイベントだったと思います。
 次回は2020年8月16日開催ということです。例年ならば、コミックマーケットに重なる、またはその直後という日程です。ビッグパレットふくしまで2ホール開催、500スペース募集ということでした。なかなか厳しい日程ではあるのですが、なんとか参加できるようにしたいと思っています。まだ一年以上先のことだから、不確定なことはいろいろありますけど。
 規模が大きくなっても「お祭り」感の失われないイベントであってほしいな、と願っています。500サークルでビンゴゲームとか、なかなかたいへんだとは思いますけど。
 ところで、アトリエそねっとの次回のイベント参加で申込済なのは、しばらく間が開いて、9月8日のElysian37です。その次は9月16日のGirlsLoveFestival28です。どちらのイベントもこれまでと会場が変わるので注意しないと……。
 なお、コミックマーケットは個人的な予定と重なるのでアトリエそねっととしては不参加です。東京のCOMITIA129もサークル参加しないことになりました。COMITIA129は参加の意思はあったのですが、申込期間最後の一週間で申込もうと思っていたら、その週の仕事が想定外に増えて、申込みをしている時間がなくなってしまったという事情です。こういう不測の事態があるから、申込みは早くしておくものだなぁ……とはわかっているのだけど。
 ElysianとGirlsLoveFestivalで新刊を落とさないように、いまからがんばらねば、と思っています。

第8回Text-Revolutionsに参加します

第8回Text-Revolutionsに参加します

 明日3月21日(春分の日)に開かれる第8回Text-Revolutions(テキレボ)に参加します。都立産業貿易センター台東館7階で、11時から16時まで開催、D-9「アトリエそねっと」です。

 よろしくお願いします。

 今回のお品書きです。

新刊

  • おもい … 無料配布
  • 冬服 … 100円

 

少女小説

  • 明珠女学館第一高校春物語
    • 1 二月の雪 … 200円
    • 2 友加理のひな祭り … 200円
  • ワン・ツー・スリー、ワン・ツー・スリー … 200円
  • シエスタ … 100円
  • 冬のスケッチ … 200円
  • 平行線の少女たち … 300円

 

時代小説

  • 荒磯の姫君 … (上)200円;(中)300円;(下)300円
  • 夏の一日 … (上)400円;(下)300円

 

評論

 前回の日記からHTML編集を利用しているのですが、まだ慣れません…。

Elysian36と本の杜14に参加しました

 2月24日のElusian36と3月3日の文芸作品オンリー即売会「本の杜14」に参加しました。お世話になりました。ありがとうございました。

 

 昨年のElysianは、ふと見上げた温度計が氷点下5度台、道路の雪も凍りついていて、慣れない私は100メートル歩くのにも転倒しないかと緊張していましたが、今回は、常時日陰になるような場所を除いて雪がありませんでした。当日の気候も穏やかでした。サークル参加していて楽しい即売会でした。

 今回はなぜか会場でナマコがはやっていたらしく。

 『荒磯の姫君』シリーズには、現在のところ、品切れ中の一作を除いてナマコが登場します(言及されるだけ、というのもありますが)。だからナマコアピールをかければよかったのかな?

 あと、今回の北海道行きでは苫小牧に宿泊しました。2月26日を前にした苫小牧というと、『機動警察パトレイバー』第一期OVAシリーズの「二課の一番長い日」で甲斐が現れた場所です。そこで苫小牧駅の立ち食いそばで甲斐のまねをしようとか思ったのですが。

 ……立ち食いそば屋がありませんでした。

 改札の並びのCafe駅というお店でほっきそばをいただきました。

 

 で、3月3日には「本の杜」に参加しました。

 新刊は、昨年の春に開催された Liceer Lilia Memoires にお持ちした『明珠女学館第一高校春物語』の再刊です。この本自体が再刊だったので、再々刊ということになります。前回、本が分厚くなりすぎたので、今回は『二月の雪』と『友加理のひな祭り』の2分冊としました。

 Elysianにお持ちした『おもい』を刷り直すための版下まで作成していました。ところが、傘を持たずに出たら雨が降り始めてしまい、紙が濡れるのは避けたかったので会場に直行し、けっきょく刷っている機会がありませんでした。

 雨のなかの即売会となりました。会場が川崎市産業振興会館9階で、窓の外が雨に煙る多摩川下流方向で、雨のなからしく、しっとりした、のんびりした、楽しい即売会でした。まあこのイベントはいつものんびりしていますけど。

 

 次回即売会参加は3月21日、都立産業貿易センター台東館(7階)で開催されるText-Revolutions(テキレボ)です。よろしくお願いします。

Elysian36に参加します

 北海道のみなさま、地震お見舞い申し上げます。
 それで、24日(日)に札幌アスティホールで予定どおりに開催されるElysian36に参加します。E07「アトリエそねっと」です。
 今回、お持ちする本は:
 【新刊】
 『おもい』…4ページの短いお話です(無料配布)。幼いころからいっしょに遊んできた友だちに、ふと別の思いを向けてしまった瞬間のお話です。ジャンルとしては「ライト百合」になるのだと思います。
 【既刊】
 ○『しあわせな誕生日』…森戸杏樹(あんじゅ)の20歳の誕生日は卒業研究の準備のために研究室を訪問する日だった。現代社会学研究室に進もうと心を決めていた杏樹だったが、ふと、気になっていた日本史の研究室に立ち寄り、そこで、印象の薄い同級生と、美人の先生と先輩に出会う。遅れて現代社会学研究室に向かった杏樹は、1年生のときのサークルの先輩に呼び止められ……。
 ●誕生日を迎えて新成人になったばかりの大学2年生が、先輩に誘われてお酒を飲みに行くお話です。『夏の一日』の外伝にあたります。2019年1月のGirlsLoveFestivalが成人の日の開催だったので、それに合わせて刊行した物語で、北海道では初売りです。
 ○『夏の一日』(全2冊)…夏の暑い一日、海辺の地方都市の郊外で、突如、地面が鳴動し黒い煙が上がった。あたりは騒然となり、ネット上でも噂が飛び交ったが、まもなくその原因は建築現場の事故と判明した。この事故が、250年前のできごとの記憶にいまも振り回される人たちを引き寄せ、すれ違わせる。伝説は事実か、それとも人びとの願望が生み出したフィクションか。
 ●『しあわせな誕生日』の2年後の物語で、同時に『荒磯の姫君』の外伝(現代篇)にあたります。『荒磯の姫君』の物語が忘れられた時代に、その真実を追い求めようとしたりしなかったりする人たちのお話です。
 ○『荒磯の姫君』(全3冊)…時代が爛熟から頽廃へと向かおうとする江戸時代後期、海辺の村で海女の娘たちのリーダーを務める相瀬は、ある夜、海に身投げした少女を助ける。そのころ、藩の上層部では、実力者の家老による藩乗っ取りの陰謀が進んでいた。そして、相瀬が助けた少女は、その家老が懸命に行方を探っている藩主家の姫だった。海辺の娘たちは否応なく藩を揺るがす陰謀に巻き込まれていく……。
 ○『国際リニアコライダーがわかる! 改訂増補版』『国際リニアコライダーがわかる! 2 ヒッグス粒子の発見』…日本に誘致するかしないかの政治的決断が目の前に迫った「国際リニアコライダー(ILC)」計画について、ともかく、まず「何をつくろうとしているのか?」というのを理解しよう、というので、非理系の筆者ができるだけがんばってみた記録です。
 今回お持ちする本は以上です。荷物の大きさの関係で、これ以外の既刊の旧作は今回はお持ちできません。ご了承ください。
 何とぞよろしくお願いします。

COMITIA127に参加しました

 17日(日)に開催されたCOMITIA127にサークル参加しました。
 いつもサークル入場時間ぎりぎりに会場に到着しているので、今回は早めに行こうと朝早く起きて準備していたところ、時間が余って寝落ちしてしまい、けっきょくいつもにもましてぎりぎりの入場になってしまいました。「うさぎとかめ」のうさぎの事情がよくわかります。うさぎも、慢心していたのではなくて、最後の追い込みがぎりぎりにならないように前半飛ばしすぎて、最後に寝落ちしてしまったんだよね。同人誌書きにはたいへん教訓になる寓話であるが……一定ペースが計画どおり保てればいいんだろうけど、そんなのできるんかなぁ? できる方もいらっしゃるとは思うのだけど、私はこれまでできたためしがありません。
 今回は、前日までの仕事のスケジュールが響いて、持ち込み点数を絞らざるを得ませんでした。そのぶん、ブースのセッティングは早く終わったので、いつものように、開会してから値札を書いている、というようなことはなくてすみましたけど。
 また、過去の西館開催ではともかくよく迷っていて、自分のブースを出たらなかなか帰り着けなかったということもありました。でも、今回はそれほどでもなく、一回迷っただけですみました。
 百合の島や青年マンガの島など、私の知り合いの出展場所が比較的「文芸」の近くにまとまっていたのも嬉しいところでした。今回は、比較的多くの知り合いのブースを訪ねることができました。それでも、一人サークルの一人売り子なので、あいかわらず、参加しておられるのを確認しながらご挨拶できなかった方も多く、たいへん失礼しました。
 今回は、岩漫(がんまん)に参加しておられたころから存じ上げているちほちほさん(月刊滋養)が、『ティアズマガジン』の「フロントビュー」に登場しておられたのがたいへん嬉しかった。中村代表の評は「この作者らしさ」を過不足なく捉えていると思います。新作でさらに今回の「フロントビュー」登場をネタにして「未来SF」を描いておられるのもちほちほさんらしい展開でした。この作の主人公のモデルになった彼は、現実の2020年代半ば、どんなひとに成長していることだろう……。
 なお、岩漫というのは、2010年まで岩手県盛岡市で開催されていた伝統ある同人誌即売会です。2011年3月開催を最後に長期休止に入るはずだったのが、大震災でその長期休止前の一回を開けないまま休止に入ってしまい、現在も再開されていません。私にとっては初めて参加した「首都圏以外の即売会」でした。ちなみに、岩漫と同じ会場では、現在「文学フリマ岩手」が開催されています。
 新刊がなかったのと、持ち込み点数がもともと少なかったこともあって、売り上げ点数はいつにもまして少なかったですが、楽しいイベントでした。参加者のみなさま、お世話になったみなさま、ありがとうございました!
 帰宅してツイッターを見ると、『国際リニアコライダーがわかる! 2 ヒッグス粒子の発見』を購入してくださった方からさっそく感想が届いていました。私自身がいまもよくわかっていない「自発的対称性の破れ」現象をはじめ、ほんとうは「数式が出て来ただけでわからなくなる」という理解力ではわからないはずのことを、あえてその理解力で文章にしてみたものなので、感想がいただけたのはとても嬉しいことでした。ありがとうございました!
 次回のCOMITIA128は青海展示棟での開催です。5月のCOMITIAはここのところ5000サークル以上の申込みがあったはずで、募集数は4000サークルなので、この数で行くと約2割のサークルが落選することになります。COMITIA(東京コミティア)で抽選になったことは過去にもありますが、この競争率は初めてではないでしょうか。今回のCOMITIA127のように別ホールを用意するわけにはいかないので、落選数を減らしたら減らしたで、サークルスペースが極端に狭い配置になりそうです。実行委員会ではもちろんいろいろと対策は考えておられると思いますが、場所の広さが限られているので、対策できる範囲も限界があると思います。
 さらに、東京ビッグサイトが使えなくなった他の(同人誌即売会ではない)イベントが会場をビッグサイト以外に求めるので、これまで即売会に使えた会場が使えなくなる可能性も出て来ます。以前から予測されていたことですが、状況が根本的に改善したとは言えず、東京の即売会の受難の時期がいよいよ始まる……ということも、今回、他のサークル参加者・一般参加者と話していました。

COMITIA127に参加します

 南関東の平野でも5センチぐらいの積雪が予報されていましたが、派手に雪が積もるということもありませんでした。昼ごろには、植え込みの葉っぱとかにちょっと白く雪が積もってましたけどね。アメダスでも、東京、横浜、熊谷、千葉など積雪深さ0センチです。
 でも、このあと、路面が凍結するのが怖い。昨年までは、私は北東北の冬も北海道の冬(12月ですけど)も知ってるからだいじょうぶ、とかタカをくくっていたのですが。昨年、東京の凍結した路面でみごとにすっ転んでしまい、それからは凍結を非常に恐れています。
 というか、いまキー打ってる手がかじかみ気味なんですけど!
 というような折り、「はてなブログ」への引っ越し完了しました。これからはこちらでよろしくお願いします。なお、即売会のホームページ等からリンクはまだはてなダイアリーのほうに貼ってあるはずなので、これから申し込む都度、書き換えていきたいと思います。
 即売会といえば、3日の「杜のコミフェス」ではお世話になりました。東北ずん子中心即売会らしい楽しいイベントでした。ありがとうございました。
 次は、17日、東京ビッグサイト西館で開かれるCOMITIA127に参加します。
 「て22b アトリエそねっと」です。
 今回のコミティアはビジュアルが殊に百合っぽく。
 http://www.comitia.co.jp/html/127.html
 そんな回のコミティアに何をお持ちできるかは、いろいろと悩んでいるところです(直訳:まだ新刊を書いてないんだけどどうしようかな、今週の仕事まだ終わってないんだけど書いてる時間あるかな…みたいな)。
 コミティア初売りとなるのは
 ・『しあわせな誕生日』
です。時代小説『荒磯の姫君』の外伝(現代篇)の『夏の一日』のさらに外伝で、大学生活の折り返し点近くで20歳の誕生日を迎えた女子学生の一日の物語です。1月のGirlsLoveFestivalでの新刊で、イベントの日が成人の日だったので、新成人が先輩に連れられてお酒を飲みに行くお話を書きました。
 あと、いま、国際リニアコライダー(ILC)が、誘致するかしないかの政治的決断のぎりぎりの時期を迎えているということで:
 ・『改訂増補版 国際リニアコライダーがわかる!』
 ・『国際リニアコライダーがわかる! 2 ヒッグス粒子の発見』
もお持ちします。
 ということで、よろしくお願いします。

哀愁のさよならはてなダイアリー

 いや、むかし、「さらばシベリア鉄道」という曲に、「哀愁のさらばシベリア鉄道」というカラオケヴァージョンがあってですね……。
 ということで、「はてなブログ」への引っ越しを行うことにしました。「猫も歩けば...」というタイトルも「はてなブログ」に受け継ぐことにします。
 猫も歩けば...(引っ越し中):https://r-kiyose.hatenablog.com/
 引っ越し中(つまりインポート前)ですので、まだ記事はありません。こちらの更新ができなくなってからまとめてインポートする予定です。
 また、「カクヨム」にも居場所を作りました(じつは前からIDはもっていたのだけど)。ここもまだ何も書いていません。
 https://kakuyomu.jp/users/r_kiyose
 あと、これもあんまり活発に更新してないけど(東北関係ほかリツイートが多いです)、ツイッターIDは:
 https://twitter.com/felesater/ (@felesater) です。
 ということで、今後もよろしくお願いします。
 ビリー・ジョエルの昔の曲に I've Loved These Days という曲があって、日本語タイトルは「楽しかった日々」なのですが。
 自分がはてなダイアリーを始めたころのことを思い出してみると、ほんと「あのころは日々が楽しかったな」ということを感じます。本屋の雑然としたネット関係書棚で「はてな」の解説本を見つけて、あ、こんなのあるぞ、と買ってきたり。
 私自身が若かったということもありますし、たとえばむちゃなラーメンの食いかたをしても耐えられた、というか、そういうのが楽しいと思えた、とかいうことも含めて、日々が楽しかった。休みのたびに、目的も決めずにいろんなところを出歩いたりもしていました。いつのころからか、スケジュール的に「目的もなくどこかに行く」ということができなくなり、そういうのをしたいともあんまり思わなくなりました。
 そのかわり、出る即売会の数は増えましたが。最近は休みの日って即売会に行っているか、その準備をしているか、ということが多いですね……。
 でも、もう10年くらい前から、「今年度は仕事が忙しかったが、来年度になるとこの仕事ははずれるから忙しくなくなるはず」という期待を抱き続けて、そして次の年度はさらに忙しくなる(忙しい仕事に回される)ということを繰り返している。そろそろこのサイクルも勘弁、と思っているのだけど、すくなくとも来年度(2019年度)についてはダメみたいです。
 はてなダイアリーを始めたころは、自分の世界が狭かったということもあるんですけど、そのぶん、自分の知らないところに広い世界が広がっているという感覚があった。いや、はっきり感じていたわけではない。いろんなことを知り、いろんなところに行き、世界の広がりを感じてからのほうが、「世界はもっと広いはず」という実感は働くようになりました。今日、いま、私がここでこんなことをやっているとき、あの街はこんな表情なんだろうな、ということの想像の範囲は広がりました。
 でも、その広がりを獲得する前は、実感以前のところで「世界の広がり」を感じていたんじゃないかと思います。
 これからものを書いていくときにも、その「実感以前」の感覚をだいじにしていきたいと思います。