猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

寒中お見舞い申し上げます

 えーと、明けましてから1週間以上も経ってしまいましたが、おめでとうございます。
 寒中お見舞い申し上げます。

 一昨年末に引っ越して以来、通信環境が整備できていなくて、ずっと雲隠れ状態で、ときどき思い出したように点灯する状態が続いていました。現在も基本的にその環境に変わりがないので、少なくともしばらくはその状態が続くかと思いますが、やっぱり不便なので、今年は早いうちに何とかしたいと思います。
 あと、現在、個人ホームページもアトリエそねっとのホームページも消滅中なのですが、これも早く再建したいと思います。
 昨年は思い切って仕事を減らし、したがって給料も減ったのですが、じつは仕事量自体はたいして減りませんでした。昨年の後半はそのギャップ自体が重荷に感じられた半年でした。今年は、仕事量の全体はあまり減らなさそうなのですが、少なくとも私自身の「裁量」のきく範囲は広がるはずなので、通信環境を整備したり、ホームページに載せるコンテンツを作成したりする時間も取れるようになる……はずです。
 まずはここを更新する頻度をいままでよりは上げていきたいと思います。

 さて、去年の大晦日コミックマーケットではお世話になりました。
 自分のサークル「アトリエそねっと」では、新刊2冊同時刊行などという欲張りな企画を立てたのですが、そのどちらの新刊も落としてしまうという結果になりました。やはりあまり欲張るものではありません。けっきょく、その2冊に載せるはずだった内容の一部だけをつなぎ合わせてコピー本を一冊作るのが精いっぱいでした。
 じつは、あと一冊、コピー本の新刊を出そうと最後まで粘りました。コミケ前の数日をその原稿執筆に費やし、原稿その他の素材も揃えていたのですが、割り付けて印刷している時間がとれず、断念しました。一回徹夜すれば刊行までこぎ着けられたと思うし、2年ほど前までならば徹夜で本作りをして持って行ったのでしょう。でも、いまはやはりよほどのことでなければ徹夜する気力が起きなくなってしまいました。
 あと、この試みでわかったのは、いくら「インクジェット可」と書いてあっても、コピー機レーザープリンタ用の紙をインクジェットプリンタで使うのはあまりよくないということです。インクがうまく載っておらず、本を作ってから10日以上経ったいまでもインク落ちします。

 ほかには、委託をお願いしたお酒評論サークル「アトリエそなちね」さんに、谷中のよみせ通りの酒屋さん「リカーズのだや」さん(http://www.e-nodaya.com/ 「ネットののだや」)の紹介を書き、WWFさんの『WWF No.37』にも「回顧的押井守論」を寄稿しました。
 「回顧的押井守論」については、次の日記でさっそく「パッチ」を当ててみるつもりです。
 今回の寄稿も、「真実の最終締め切り」、つまり印刷店に回す直前の、ぎりぎりに間に合う時間にようやく寄稿した文章なので、直しが追いつかず、混乱もあり、誤字や文章直しミスもあり、自分で読んでいてもわけのわからないところありという文章になってしまいました。それで、リリースしたばかりなのに、さっそく修正・補足を入れようというわけです。

 コミケ後、いったん家に帰って同人誌を置き、帰省の荷物をまとめて、東海道新幹線で帰省しました。31日の夜になるともう「ガラガラ」と言っていいほどすいています。
 昼間に同じところ=有明に行ったらしい人とは乗り合わせましたけど……。

 元日は両親などと過ごし、その後、お世話になっている方のところにお年始のご挨拶に行ったりして三が日を過ごして、本格的に年賀状を書き始めたのは4日、書き終わったのは6日でした。おそらく年賀状発送の最遅記録更新です。
 ここ数年、私は旧年中に年賀状を書いたことがほとんどありません。
 12月の後半は、例年、一種の「年末進行」で仕事が忙しい。今年はそうでもなかったのだけれど、どちらにしても12月というと、同人誌の原稿を書いてコピー本を作るというので終わってしまう。だから、年賀状の図案を考えて印刷し、年賀状を書くとなると、どうしても、コミケが終わって、年を越してからのことになってしまうわけです。
 また、私自身は、たぶんそれでいいのだろうと思っています。年末の慌ただしい時間に年賀状を慌ただしく書いて元日に届けるより、新年に入ってから時間のあるときに書けばいいのだと。もっとも、元日に年賀状が一枚も届かないというのは、それはそれで寂しいものですが。
 12月に時間のある方は元日に届くように早めに書いてくださればよく、でも、そうでない人は、12月に慌てて書くよりは、1月に入ってからでも、手書きでその人にあてたメッセージがある年賀状を書いたほうがいいと私は思っています。

 でも、やっぱり12月31日のコミックマーケットはきつかった。まあ、コミケのあとに強いて帰省しようとしたりしなければもう少し余裕があったのだろうけど、正月をはずすとまたなかなか帰省できなくなってしまうからね。

 というわけで、年賀状を書いて、新年最初の仕事を少しだけ終わらせたところで、ようやくこれを書いています。
 今年もよろしくお願いします。