猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

乗り物いろいろ

 今日は、東武動物公園近くの日本工業大学に、模型というのか、ミニ列車というのか、小さいゲージの鉄道の運転を見に行ってきました。
 今日走っていたのはDD51形の模型でした。ディーゼルかどうかは知りませんが、ともかくほんとに内燃機関で動いてました。運転士だけでなく車掌も乗っていて、ワンマン運転ではありません。工業技術博物館の前を一周する、そんなに長くない軌道ながら、家族連れで子どもたちがいっぱい来ていて、満員で休むひまもなく運転していました。
 日本工業大学工業技術博物館 http://www.nit.ac.jp/center/scholarship/museum.html
 次回運転は4月18日(土)とのことです。
 ここは、ほかにも9600形蒸気機関車の模型なども持っているので、次回は他の形式の汽車に乗れるかも知れません。
 工業技術博物館も見学しました。明治期から現在に近い時代までのさまざまな工業機械が展示してあります。昔の町工場を再現してある展示も何か所かあります。旋盤とかボール盤とかすごいなと思います。昔のハイテク、パンチカードで制御する機械というのもありました。こういう無骨な機械たちと、その機械と寝食を共にした人たちが、「近代日本」というのを作ってきたんだな。「クールジャパン」とはまた違う「ホット」な日本、日本が熱かった時代というのをこの機械たちは人びととともに生きてきたんだと感じました。
 別館の煉瓦車庫ふうの建物にはB6形(2100形。B6としては初期形ですね)蒸気機関車も保存されています。これもときどき火を入れて120メートルくらいの線路を走ります。今日はこちらの運転はありませんでした。
 帰りに東武動物公園に行くと、今日はたまたま開園記念日だったらしく、募金だけで入園できたそうなのですが、気づいてみると、みごとに使えるおカネの持ち合わせがない。時間もなかったのでゲートで引き返しました。Suicaとかnanakoカードとかにおカネを入れていると、電車に乗ったりコンビニでものを買ったりできるので不自由はしないのだけど、こういうときに不便です。
 ゲート前から帰ろうとしていたら二頭立ての馬車が来ました。今日は馬車が東武動物公園駅とのあいだを往復してお客さんを輸送していたらしいです。定員8名、期間限定でこのあとは3月29日と4月5日ということでした。ポスターによると、引っぱっているのはエリーとリーゼという女の子の馬なんだそうです。水を勢いよく飲んでました。輸送系少女がんばってます。
 ただ、お客さんの家族連れは車で来ている家族も多かったようで、子どもが馬車に乗りたそうにしているのに「あれに乗ると駅に行ってしまうから」と乗らずに駐車場のほうに行ってしまう家族も何家族か見かけました。
 日本工業大学工業技術博物館には、馬車の馬をエンジンにつけ替えたような初期の自動車も保存されています。馬車、蒸気機関車の実物、初期の自動車、50年ほど前のディーゼル機関車の模型と、いろんな乗り物にめぐりあった一日でした。