猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

本の杜12に参加しました

 3日に川崎市産業振興会館で開かれた文章系即売会「本の杜12」に参加しました。
 私がサークル参加するイベントはどれも好きなイベントなのですが、このイベントはとくに好きなイベントです。肩の力を抜いて参加できるところが気に入っています。イベント内イベントなどは、飲み物のワゴンサービス以外ほとんどないのですが、そのぶん、イベントのあいだ、自分の好きなように時間が使えます。ただし、今回は、非公式な(というか成り行きで)ミニマジックショーが一部サークルスペースで開かれていました。
 また、参加サークルが少ないことの半面ではあるのですが、一つひとつのサークルをゆっくりと見て回って、サークルの方とお話ししながら本を選べるというのも、このイベントの好きなところです。
 今回は、イベントと、イベント後の打ち上げと、二次会と、それぞれの場で、多くの参加サークルの方々と交流を深めることができました。
 今回は近作二種(COMITIA123の新刊)を持って来るのを忘れるというミスをしました。そのかわり、最近はイベントにあまり持って行かない宮沢賢治作品評論を出したところ、興味を持ってくださる参加者の方が何人かいらっしゃいました。賢治への関心が根強く続いていることを実感しました。
 新刊は『枯れ葉と百舌鳥』で、「枯れ葉と百舌鳥」は改訂した上での二度めの再刊、「明日あの子に逢えたなら」が新作です。「枯れ葉と百舌鳥」は2014年にGirlsLoveFestival12のペーパーラリー用ペーパーのために書いた短編で、そのときには登場人物二人の設定はほとんどありませんでした。それから年月が経つなかでその二人をめぐる設定がいろいろとできてきて、それをもとに「明日あの子に逢えたなら」を書きました。冬の訪れが早い雪国での、冬が訪れる直前の二人の高校生女子のお話です。
 サークル・一般を含めて参加者がとても多いとはいえない即売会ではありましたが、終わってみれば本の頒布数はここしばらくのイベントでは最多でした。
 本の杜の次回開催(本の杜13)は9月22日(土)と発表されています。
 http://ivent-hon-no-mori.com/index.html
 私の勤務は土曜日出勤・休日出勤が多いので、当日に仕事が重ならなければ、なのですが、ぜひサークル参加させていただきたいと思っています。本の杜はとくに好きなイベントなので、無理はしなくていいので長く続けてほしいと願っています。宣伝とか設営とか片付けとか、できるお手伝いはするつもりでいます。
 さて、アトリエそねっとの次回参加イベントは、本の杜12と同じ会場で3月18日(日)に開かれるGirlsLoveFestival Sp3 「Lyceer Lilia Memoire」です。
 https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01574izcd1hq.html
 18日ってずいぶん先だと思っていたら、じつはほとんど余裕がなくて、あせっているところです。まあ、なるようにしかならないんですけど、いろいろとじたばたしてみるつもりです。