猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

Elysian36に参加します

 北海道のみなさま、地震お見舞い申し上げます。
 それで、24日(日)に札幌アスティホールで予定どおりに開催されるElysian36に参加します。E07「アトリエそねっと」です。
 今回、お持ちする本は:
 【新刊】
 『おもい』…4ページの短いお話です(無料配布)。幼いころからいっしょに遊んできた友だちに、ふと別の思いを向けてしまった瞬間のお話です。ジャンルとしては「ライト百合」になるのだと思います。
 【既刊】
 ○『しあわせな誕生日』…森戸杏樹(あんじゅ)の20歳の誕生日は卒業研究の準備のために研究室を訪問する日だった。現代社会学研究室に進もうと心を決めていた杏樹だったが、ふと、気になっていた日本史の研究室に立ち寄り、そこで、印象の薄い同級生と、美人の先生と先輩に出会う。遅れて現代社会学研究室に向かった杏樹は、1年生のときのサークルの先輩に呼び止められ……。
 ●誕生日を迎えて新成人になったばかりの大学2年生が、先輩に誘われてお酒を飲みに行くお話です。『夏の一日』の外伝にあたります。2019年1月のGirlsLoveFestivalが成人の日の開催だったので、それに合わせて刊行した物語で、北海道では初売りです。
 ○『夏の一日』(全2冊)…夏の暑い一日、海辺の地方都市の郊外で、突如、地面が鳴動し黒い煙が上がった。あたりは騒然となり、ネット上でも噂が飛び交ったが、まもなくその原因は建築現場の事故と判明した。この事故が、250年前のできごとの記憶にいまも振り回される人たちを引き寄せ、すれ違わせる。伝説は事実か、それとも人びとの願望が生み出したフィクションか。
 ●『しあわせな誕生日』の2年後の物語で、同時に『荒磯の姫君』の外伝(現代篇)にあたります。『荒磯の姫君』の物語が忘れられた時代に、その真実を追い求めようとしたりしなかったりする人たちのお話です。
 ○『荒磯の姫君』(全3冊)…時代が爛熟から頽廃へと向かおうとする江戸時代後期、海辺の村で海女の娘たちのリーダーを務める相瀬は、ある夜、海に身投げした少女を助ける。そのころ、藩の上層部では、実力者の家老による藩乗っ取りの陰謀が進んでいた。そして、相瀬が助けた少女は、その家老が懸命に行方を探っている藩主家の姫だった。海辺の娘たちは否応なく藩を揺るがす陰謀に巻き込まれていく……。
 ○『国際リニアコライダーがわかる! 改訂増補版』『国際リニアコライダーがわかる! 2 ヒッグス粒子の発見』…日本に誘致するかしないかの政治的決断が目の前に迫った「国際リニアコライダー(ILC)」計画について、ともかく、まず「何をつくろうとしているのか?」というのを理解しよう、というので、非理系の筆者ができるだけがんばってみた記録です。
 今回お持ちする本は以上です。荷物の大きさの関係で、これ以外の既刊の旧作は今回はお持ちできません。ご了承ください。
 何とぞよろしくお願いします。