猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

「制服コミュニケーション3」に参加しました

 10月31日のハロウィンの日、東京浜町のプラザマームで開かれた「制服コミュニケーション3」にサークル参加しました。昨年に続いて二度めの参加です。
 プラザマームは浜町駅の近く、「金座通り」に面した会場です。いやぁ、「銀座」があると思ったら、やっぱり「金座」もあったんですね。
 ところで、「制服コミュニケーション」では、サークル参加者には少し離れた人形町駅の利用を推奨していて、なんでだろうと思っていたら、プラザマームに近い出口は階段が長いんですね。サークル荷物を持ってここを上がるのはたいへん、ということでしょう。
 こういうところも、とても親切なイベントです(なお、明治座側の出口だとエレベーターがあるとのことです。ただし遠回りになります)。

 手指消毒、靴底消毒マット踏み、検温、参加登録受け付けなどを経て、サークルスペースに着くと、主催さんからサークル宛のメッセージが届けられています。一読すれば参加サークルのことをよくわかって書いてくださったことがよくわかります。すごいなぁ、と。

 今回の「アトリエそねっと」の新刊は『千鶴のいちばん長い日』でした。
 400ページあるから自立するだろうと思っていたら、やっぱり自立しました。
 去年のこのイベントの新刊『千鶴とりゆ先輩』の続き(翌日と翌々日の物語)ですが、『千鶴とりゆ先輩』は読んでいなくても物語はわかります。
 こちらの世界では1年経ったのに、作品のほうでは2日しか経っていない…。
 ところで、吹奏楽団のことを「ブラスバンド」と言いますが、ブラスバンドというのはもともと「金管打楽器バンド」のことです(木管が入っていない)。
 そこで、「学校吹奏楽で、金管打楽器バンドで、しかもマーチングバンド」という楽団の物語を書いてみました。

 反省点は(いろいろあるけど)カバーの紙の選択で、「星物語」というキラキラの入った紙を選んだんですけど。
 「星物語」自体は好きな紙なので私は使う機会があれば使っているのですけど(『日本史研究室の午後』もそう)。
 そのキラキラが輝かない角度で見たら、イラストの顔や服の白い部分に砂のような点々が入っているように見えるんですね。
 うーん。
 次からはちょっと考えよう。
 あと、カバーの背幅の余裕をちょっと取り過ぎたかな、ということもあります。

 イベントは、くじ引きがあったり、スタッフとじゃんけんしてくじ引き券が当たる企画があったり、じゃんけん大会が突発したりと、さまざまな企画があって楽しいイベントでした。
 イベント関係グッズや、スタッフさんのサークルの本も充実しています。スタッフさんたちの制服への愛とこだわりがすごい。参加者も同じです。それで、和やかで楽しい雰囲気のなかでイベントの時間がすぐに過ぎてしまいました。

 ところで、私が子どものころを過ごした街、つまり制服のお兄さんお姉さんたちを見上げながら過ごした街の実在制服を採り上げていらっしゃるサークルさんも来ていらして、少し話をしました。子どものころ、私が「こんな制服のお姉さんっていいな」と思って見上げていた制服が、じつはその学校の現役の生徒たちには評判が悪いと聞いて少しショックでした。
 まあ、わからないでもないけどね。

 あと、個人的に嬉しかったのが会場BGMでした。『赤ずきんチャチャ』のオープニングとか『姫ちゃんのリボン』とか、『勇者王ガオガイガー』とか。「こういう音楽といっしょに(同人活動を)やってきたんだな」という感慨が深かった。イベント終了時が『チャチャ』のエンディング(二代め)だったのは偶然でしょうけど。
 家に帰ってからも幸福な気分で、頭のなかを音楽が回り続けていました。

 主催・スタッフのみなさま、参加者のみなさま、ありがとうございました。
 次回も来年のいまごろ開催されるのだそうです。
 今回は、私は、即売会サークル参加の勘がまだ戻っていなくて、いろいろと不手際も多かったのですけど……来年までにはもう少し勘を戻せているだろうと思います。
 またみなさんには次回開催時にお目にかかりたいと思います。
 それまでお健やかにお過ごしください。