猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

銀河鉄道

 昨日の『ARIA The NATURAL』が銀河鉄道のお話だった。このお話をやるとは思っていなかったのだけど、原作より灯里とアクアの関係を掘り下げていて、印象深い話だった。
 街の細い道がじつは鉄道線路になっていて、そこを汽車が走っていくという話は、子どものころからよく妄想したことだった。いまでも日立電鉄が復活運転する夢を見たりする――実際には線路剥がされちゃったから無理だけど。「銀河鉄道の夜」も私の好きな話の一つなので、私にとってはいいお話だった。もしかすると、春のお話で灯里を鉄道の廃線跡に連れて行ったのもケット・シーなのかも知れないな、などと思ったり。
 「惑星に好意を持たれた女の子」・「惑星に特別に選ばれた女の子」という設定ですごい深刻なSF的な話になるかな、そうなったらアリア社長がその異形の正体を現して……と思ったりもするけど、『ARIA The NATURAL』ではあんまりそういうこともないだろう。
 ところで、灯里が車掌におでこにハンコをおされる場面で「最後まで意味ありげに残ったおまえの存在そのものがリテイクだ」というセリフを反射的に思い出したひとって、これを見ていたひとのなかでどれぐらいいるのだろうか?
 で、次回は「パラレルワールド」やるんですか……。