猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

火星最接近

今日が最接近なんだけどなぁ。曇っていて見えない。 今回は、前回の数万年に一度という大接近には及ばないものの、「中接近のなかでは大接近」ぐらいかな。地上から見た直径は、前回の25秒(360分の25度)に較べて20度で、輝いて見える面積も狭く、明るさも…

撰銭問題

ところで、昨日、最初のほうで「貨幣は存在するのに統一的な管理者がいないために発生する経済問題」と書いたのは、黒田基樹『戦国大名の危機管理』(この本については、id:r_kiyose:20051002, id:r_kiyose:20051026, id:r_kiyose:20051027で触れた)で「撰…

黒田基樹『戦国大名の危機管理』のつづき

戦国時代の村は、飢饉や自然災害と闘わなければならず、貨幣は存在するのに統一的な管理者がいないために発生する経済問題と闘わなければならず、水争いや土地争いで隣村と闘わなければならず、しかも隣国の大名にいつ土地を荒らされるかも知れないという立…

黒田基樹『戦国大名の危機管理』に関して触れた点のつづき

前に、人間を生かすための権力というのだったら、中世から権力はずっと生権力だったのでは、と書いたのだが、大澤真幸さんの『文明の内なる衝突』(NHKブックス)を読んでみると、どうもそうではないようだ。ここでいう「権力」というのは、いわば人間に…

ご無沙汰しました

前に書いたのが2日で、24日空いてるってことですね。ご心配をおかけしたかも知れません。ごめんなさい。 予定していなかった仕事が入ったり、風邪引いて寝こんだり、尾道に行ったり(う〜む)でなかなかここに日記を書いている時間が取れませんでした。 忙し…

スタインバーグ 指揮/N響のシベリウス交響曲第二番

いまNHK教育の『N響アワー』でリアルタイムで聴いたところだ。最初のほうは、こんなに明瞭な演奏はシベリウスじゃないよ、なんて思いながら軽く「ながら聴き」していると、なんか第四楽章まで来ると盛り上がってしまった。う〜む、シベリウスの交響曲第…

黒田基樹『戦国大名の危機管理』吉川弘文館、2005年 isbn:4642056009

少し前に、職場からの帰りに電車に乗るために駅まで行ったのに、ホームまで上がる元気が出ず、思わず駅近くの書店に寄って衝動買いしてきた本のうちの一冊だ。 「戦国大名の危機管理」というタイトルだけど、どっちかというと「村の民衆と戦国大名」みたいな…

新日本紀行

NHKがやっている『新日本紀行』再放送企画で、昔の只見線が出てきた。只見線はいまだに乗ったことがない。しかし、昔の映像(現在の映像にも出てきた)C11型蒸気機関車は、私の子どものころに、家の近くの線路を走っていた。また、昔の映像に映ってい…

9月は一度も更新しなかった

今年の9月は仕事がいくつも重なっていて、一つの仕事を片づけたらもう次の仕事の締切が迫ってるって感じで、少しも気が休まらなかった。とくに前半は身体を休めているひまもなく、引いた風邪は治らないし、仕事上のつきあいで慣れないきつい酒を飲んだら胃腸…