猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本は四季ではなく六季(以上?)

さらに、日本の季節はじつは「春‐夏‐秋‐冬」にはなっていない。「春‐初夏‐梅雨‐夏‐秋‐冬」なのです。だから、3月の後ろのほうから9月ごろまでの半年に「春‐初夏‐梅雨‐夏」が集中していて、9月の後ろのほうから3月ごろまでの半年は「秋‐冬」しかない。以前は…

ところが春と秋は違う

ところが、「立春から春が始まるのだから立春がいちばん寒い」、「立秋から秋が始まるのだから立秋がいちばん暑い」というこの言いかたは、どうも立夏と立冬にはあてはまらないように思います。 今年のばあい、立夏が5月5日、立冬が11月7日です。年によって…

節分と立春がいちばん寒い理由を「微分」で考える

「立春を過ぎたのに寒いですねぇ」というのがいまの時期の決まり文句的なあいさつ――だったようにも思うのですが、あんまり最近聞かないし、自分も使わないですね。まあ、いまここで使ってるけど。だいたい、テレビで「今日は立春です。立春の各地の表情を集…

「立春を過ぎたのにいつまでも寒い」

今回は対称性の話は中断して「時候」の話です。対称性の話はまだ続ける……つもりです。そんなことを言いながらペンディングで止まってしまっている話も多かったりしますが(社会契約の話とか。いちおう覚えてるんですよ)……がんばります。

「自発的対称性の破れ」って何?

ところで、この「電弱統一」理論にも「自発的対称性の破れ」という表現で「対称性」ということばが出てきます。 液体の水のなかでは水の分子は勝手な方向に動けたけれど、エネルギーが低くなって氷になってしまうと結晶ができて特定の方向に規則正しく並ぶこ…

「場に引っかかる」から重さが生まれる

最初に「電弱統一」が構想されたのは、電磁相互作用も「弱い相互作用」(原子核をベータ崩壊させる相互作用)も電荷のやりとりがあり、似ているという理由からだったと前に読んだことがあります。 で、電磁相互作用は光子(フォトン)が媒介している。光子は…

「統一理論」といろいろ昔の話

現在のところ、電磁相互作用と、原子核をベータ崩壊させる「弱い力」が昔は一つだったという「電弱統一理論」が成功しています。そこで、次に、電磁相互作用と「弱い相互作用」が一つだった時代よりもさらに昔には、その「電弱統一」相互作用と、原子核を一…

4つの「力」

「4つの「力」」――とか書くとなんかファンタジーっぽくありません? ……あ、ないですか。 それとも、物理学自体が数式を使ったファンタジーかも知れない――と考えたりするのは、「物理なんかどうせわからない」と日ごろから思っているからなのかな? 実際に微…