猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ラテン系」について

ところで、ラテン語を勉強していると言ったら、ある人に言われた感想:「どうしてラテン語というと堅苦しいイメージなのに、ラテン系というと陽気で明るい人たちなのだろう。ギャップが大きすぎる」。 いちおう、古代にラテン語を話していた人たちの後継者た…

ラテン語、ラテン語からロマンス語へ、附:「教養」の話

ラテン語について、最近、白水社の文庫クセジュで2冊本を読んだ。ジャクリーヌ・ダンジェル『ラテン語の歴史』(asin:4560058431)とジョゼフ・ヘルマン『俗ラテン語』(asin:4560054983)だ。 『ラテン語の歴史』は、古典期より前(「古拙期」というらしい…

ラテン語についてもう少し

ホームズ彗星大増光? う〜む、ここのところ、一般ニュースも天文ニュースもぜんぜんチェックしてなかったら気づかなかったよ〜。 6時頃にはせっかく夜空がきれいに見えるなーと思っていたのに、夜空の見えないところに移動してしまったので、いまは見られな…

引きつづきラテン語について

昨日書いた小林標先生の『独習者のための楽しく学ぶラテン語』の最初のほうの課に出てくる例文で、私がとりわけ「ああこれはあかんわ」と痛感した文がある。ラテン語というのがこういうものだったら、とても私の手には負えないと思った。 それは Parva necat…

ラテン語学習の近況

4月から今月前半までやたらと忙しかったり、何か精神的にストレスの多い仕事が多かったりでずっとラテン語も勉強してなかったのだけど、最近になってようやく復活してきた。 私は、『独習者のための楽しく学ぶラテン語』(小林標、asin:447501803X)のうち、…

「後漢」の謎

別に「謎」っていうほど大げさなものではないのだけど。 なんか中国史の本を読んでいたら、漢代の話は、秦の始皇帝の話あたりから始まって、だいたい光武帝が後漢を樹立して「漢」を復興したというあたりで終わってしまう。で、次の話は、三国から、せいぜい…

「後漢」の謎

また前の日記から一か月空いてしまいました。すみません。 キケローの書簡集を読んでいたら、自分の手紙には「手紙が遅れてすみません」と書いて、その理由を延々と言いわけし、相手には「あなたから手紙が来ない、いったいどうなってるんだ!」とか書いてい…