猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

宇野常寛さんの問題意識について

とくに、この座談会で宇野さんの提起している問題は私は重要な問題だと思うんですけど。 宇野さんの『ゼロ年代の想像力』は、全体としては私にはよくわからない本だったので、私には宇野さんの問題意識はよくわからないし、正直に言えばあまり関心もない。た…

「自然」的な都市に人間はどう向き合うか?

もう一つの基本線は、それとは対照的に、人間による意図や計算が入りこまなくては都市はできないということです。 都市が「自然」としての性格を持つと行っても、そこに建築物を造るのはやっぱり人間である。とくに建築物を造る上では建築家の役割が大きい。…

座談会の「時間と場所」の感覚

ところで、私が「都市」というのは一種の自然であるという見かたを知ったのは、imaginary press inc. の同人誌ででした。1990年代初めのことだったと思います。盛んに「建築探偵」をやっていたころの藤森照信さんの仕事を参照しながら作られた同人誌で、「こ…

「都市」の「自然」的性格

その「流れ」の基本の一つは、「都市」という場が一種の「自然」であるということです。 「自然」というのは、森があって、川が流れていて、空気がきれいで……とかいうことではなく、「自分で勝手に成長し変化する」という意味です。もちろん人間がいて、人間…

東浩紀・北田暁大(編)『思想地図 vol.3』日本放送出版協会、isbn:9784140093443

2年前の5月に出た『思想地図 vol.3 特集:アーキテクチャ』の最初の座談会「アーキテクチャと思考の場所」だけ読み終わりました。座談会の参加者は、講演者が濱野智史さんと宇野常寛さん、討論者が司会も兼ねた東浩紀さん、建築家の磯崎新さん、浅田彰さんと…

民主政治ってそんなもの?

さて、完全に「持ち出し」のうえ、苦労して多大な功績を上げても、些細な欠点をあげつらわれて非常に苛酷な刑を押しつけられる民主政治の場で、どうして競って政治指導者を目指す人たちがいたのか、です。 著者はその理由を「名誉」だと言います。その前提と…

アテネ史・古代ギリシア史の意外な側面

その本筋の部分以外でも、この本は古代アテネ史・古代ギリシア史の、私がこれまで知らなかった側面をいろいろと明らかにしてくれます。 まず、アテネの民主政治というと、男性市民のだれもが投票権を持った徹底した直接民主制というのがたてまえです。そうい…

澤田典子『アテネ民主政』講談社選書メチエ、isbn:9784062584654

再び古典時代ギリシアものです。 アテネ(アテナイ、アテーナイ)がクレイステネスの改革で「民主化」してから、マケドニアのアレクサンドロス(アレクサンダー)大王の後継者争いに巻きこまれてその民主政治が終わるまでの時期を、それぞれの時代の代表的政…

もう一昨日のことですが

というより、もう日付が変わっているので(ここの日付は「時差」があるので変わらないんだけど)、正確には「さきおととい」のことですが。あー、「さきおととい」は「一昨昨日」って書くんだな。ひさしぶりに思い出した。 コミティアに一般参加で行って来ま…

「無秩序さ」感が魅力の街

帰りは、池袋方面に出るのではなく、丸ノ内線か都電荒川線に乗ろうと思って、池袋とは反対側に行きました。で、地理不案内なもので、少し迷いました。でも、それで、いろんな街の表情を発見できて、街で「迷う」ことの愉しさも実感した。製造業の町工場的な…

SC50お疲れさまでした

昨日、書いたように、サンシャインクリエイション行って来ました。参加のみなさまお疲れ様でした。また、ブースを訪ねて来てくださった方、近隣のブースの方、ありがとうございました。お世話になりました。 ところで、「サンシャイン・クリエイション」とま…

仕事の話

さて、書き込みがいきなり1か月近く空いたのは、例によって仕事の山にぶつかったからですが。 では、その「山」がどうしてやってきたかというと――。 あるプロジェクトで、メンバーの一人がどうしても納期に間に合わせられなくなったので、その仕事を途中から…

サンシャインクリエイション50行きます

明日2月6日に池袋サンシャインシティで開催されるサンシャインクリエイション50にサークル参加します。 A1ホール B08b アトリエそねっと です。 らくがきコーナーの向かい側っぽいですよ。 サンシャインクリエイションへのサークル参加は初めてです。前回の…