2011-02-24から1日間の記事一覧
とくに、この座談会で宇野さんの提起している問題は私は重要な問題だと思うんですけど。 宇野さんの『ゼロ年代の想像力』は、全体としては私にはよくわからない本だったので、私には宇野さんの問題意識はよくわからないし、正直に言えばあまり関心もない。た…
もう一つの基本線は、それとは対照的に、人間による意図や計算が入りこまなくては都市はできないということです。 都市が「自然」としての性格を持つと行っても、そこに建築物を造るのはやっぱり人間である。とくに建築物を造る上では建築家の役割が大きい。…
ところで、私が「都市」というのは一種の自然であるという見かたを知ったのは、imaginary press inc. の同人誌ででした。1990年代初めのことだったと思います。盛んに「建築探偵」をやっていたころの藤森照信さんの仕事を参照しながら作られた同人誌で、「こ…
その「流れ」の基本の一つは、「都市」という場が一種の「自然」であるということです。 「自然」というのは、森があって、川が流れていて、空気がきれいで……とかいうことではなく、「自分で勝手に成長し変化する」という意味です。もちろん人間がいて、人間…
2年前の5月に出た『思想地図 vol.3 特集:アーキテクチャ』の最初の座談会「アーキテクチャと思考の場所」だけ読み終わりました。座談会の参加者は、講演者が濱野智史さんと宇野常寛さん、討論者が司会も兼ねた東浩紀さん、建築家の磯崎新さん、浅田彰さんと…