猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

花かんむり 作詞・作曲:新居 昭乃

春菜 今回は、あの、「花かんむり」っていう、ライブでも一回歌ったことがあるんですけど、あれをカバーさせていただいて、で、もともとのオリジナルももちろんすてきだし、あと、三重野瞳さんとかもカバーしてるんですね。 この曲についての質疑応答の録音…

シェヘラザード 作詞:山下 慎一狼/作曲:岩野 道拓

この曲は試聴CDには入っているのですが、記者会見では触れられませんでした。 シェヘラザード(またはシェエラザード、シェーラザード)は『アラビアンナイト』の語り手のお姫様の名まえですね。正則アラビア語では「シャハラザード」になります(だから、…

冬寂―Wintermute― 作詞:池澤 春菜/作曲:とものかつみ

これは、作曲者ご本人からの「作詞の苦労話を」というリクエストへのお答えです。 春菜 とものさんの曲は、わたし、ちょっと珍しいチャレンジだったんですね。ふつう、あんまりこうテンポの速い曲は……。珍しいタイプの曲で、あえて今回ちょっとチャレンジと…

水彩の国 作詞:池澤 春菜/作曲:K・T

春菜 水彩画、やります。あの、わたし、大学が美術だったんです、美術を専攻してたりとか、と、絵を描くことは好きなんですけど、油絵がどうしてもだめだったんですね。乾くのを待ってられないという。けっこう時間かかるじゃないですか。で、こう、いじって…

夜想サァカス 作詞・作曲:藤 みさき

アルバムタイトルと、タイトル曲となるこの曲について: 春菜 〔アルバムのタイトルを決めるのに、案が〕20個近く出てるんですよ。で、そのなかで、わたしのまわりの人に、いきなり、メールで、悩んでいるから意見を貸して下さいって言って送りつけたりとか…

Prologue 作曲:藤 みさき

春菜 最初から、プロローグとして、歌が入っていない、でも導入になるような曲、あの、本でいうんだったら表紙みたいな、その曲を聴くだけで、中はまだ読んでいないけれども、だいたいのイメージがわかるような表紙的なものがほしいねというので、みさきち〔…

アルバムの世界観とジャケットについて

まず、今回は、ジャケットに力を入れられたということです。写真そのものは、『Confetti』と『Quatrequarts』につづいて、たぶん台湾の写真館で撮ってこられたものなのだろうと思いますが、それをイラストレーターのヨシツギさんが加工して、すばらしいダブ…

「ことば」と「世界観」

今作はミニアルバムで、タイトルが『夜想サァカス』で、プロローグを入れて6曲収録、5月26日に WAVEMASTER HAPPIES からの発売ということです。ミニアルバムといっても6曲収録ですから、収録曲の多いほうですね。昨年の『光の花束』は、「インストゥルメンタ…

池澤春菜『夜想サァカス』記者会見のご報告(また大幅遅れ)

昨年秋の『Quatrequarts(カトルカール)』のときに続いて行ってきました。 で、また掲載まで半月以上かかりました。 すみません。 それで、例によって、また写真がありません。それと、今回は、録音音質が悪くて、録音が聴き取れないところがありました。繰…

銭湯消滅中

5年ほど前まで、私の家の近くには2軒の銭湯がありました。ところが、3年前、たまたまそのうち1軒があったはずの場所の前を通りかかったのに、銭湯が見つかりません。そのときには私は道をまちがえたかと思い、地図を見て探し直してみたのですが、やっぱりな…

「仮説に仮説を重ねる」という方法

ところで、『宇宙論I』によれば、現在、ダークマターの候補とされているのは、超対称性粒子のほかにニュートリノとアクシオンという粒子があるのだそうです。ニュートリノは前から知っていたけれど、「アクシオン」って何かのゲームのキャラ名かと思ってし…

「意外な結末」が科学の習い?

「超対称性粒子は重い(質量が大きい)」という想定は非常に都合がいい。 宇宙のような大きなスケールでは重力が大きな意味を持ちます。重力は「打ち消し合う力」がなく、「引っぱる力」ばっかりなので、大きくまとまると大きな作用を起こすことになる。「ダ…

ダークマターと超対称性粒子

「超対称性」があるとしたらさらに都合のよいことがあって、それは、「超対称性」粒子、つまり、光子に対する「フェルミオンの光子=フォティーノ」とか、重力子に対する「フェルミオンの重力子=グラビティーノ」とかの存在で、宇宙に存在する「ダークマタ…

対称性(4)と「意外な結末」と「仮説」の科学

『シリーズ現代の天文学 2 宇宙論I』からネタを拾った「対称性」のお話はいちおう今回でおしまいです。