猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「回顧的押井守論」の補足(3)

「情報の劣化」という構想については、それに加えて、本文に書いたとおり、逸身喜一郎さんのラテン語の本に書いてあった「われ思う」の構造についての議論がネタになっている。本文ではインド‐ヨーロッパ語系言語に引きつけた表現になってしまったので、もう…

松本淳、伊沢正名『粘菌―驚くべき生命力の謎』(誠文堂新光社、asin:4416207115)

『天文年鑑』と『天文ガイド』を買いに行って、誠文堂新光社刊行物の棚を物色していたらこの本があったので買ってきた。『風の谷のナウシカ』の原作のほうに粘菌が出てきたことが採り上げられていた(しかも数ページに渡る文章で。あまり『ナウシカ』自体に…

「回顧的押井守論」の補足など(第二回)

「召命」をめぐる議論は、グノーシス派の「神」観と、押井作品に出てくる「現場監督」観を合わせて作り上げたものだ。そのどちらから考えるかで議論は食い違ってくる。最初に書いているときにはその食い違いに気がつかず、あとで手を入れたので、まず最初の…

コミケで発表した文章のパッチの第二回+粘菌の話

いや、「差し分ファイル」になっているわけではなく、同じテーマでもういちど文章を書いているような感じになってます。 本文を書くときにも書きながら考え、今回の「語り直し」でも書きながら考えているので、……どうなんだろう? かえってわかりにくくなっ…

「回顧的押井守論」の補足など(第一回)

今回も、本文に書いたとおり、締め切りを大幅に過ぎてからの寄稿となってしまった。そのため全体を読み直して手を入れている余裕がなかった。最低限のつじつま合わせはしたが、それも最後に近づくにしたがって雑になっている。読みにくく、論旨の掴みにくい…

コミケで出した「回顧的押井守論」にパッチをあてる

というわけで、『WWF No.37』に寄稿した「回顧的押井守論」へのパッチの第一回です。

寒中お見舞い申し上げます

えーと、明けましてから1週間以上も経ってしまいましたが、おめでとうございます。 寒中お見舞い申し上げます。 一昨年末に引っ越して以来、通信環境が整備できていなくて、ずっと雲隠れ状態で、ときどき思い出したように点灯する状態が続いていました。現在…