猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

火星最接近

 今日が最接近なんだけどなぁ。曇っていて見えない。
 今回は、前回の数万年に一度という大接近には及ばないものの、「中接近のなかでは大接近」ぐらいかな。地上から見た直径は、前回の25秒(360分の25度)に較べて20度で、輝いて見える面積も狭く、明るさも前回より暗い。前回は、赤い色を保ったまま、ぎらぎらと異様に輝いている感じがした。8月で開放的な気分だったということもあるかも知れないけれど。今回は、夜遅くに東の空高くに昇った火星を見ると、明るいけれど前回みたいな躁的なぎらつきはない感じだ。
 最接近のときには、火星の天候とかが地上から観測できる好機なのだそうだ。でも、火星の天候はともかく、なんか東京地方天候不順だよな。明日も雨か……いっぱい外を歩かないといけない日なのに。
 前回は、最接近後も、地球と火星が並んで進んでいたので、しばらく火星は明るいままだった。8月最接近で、12月ごろの夕方の南の空に、だいぶ暗くなって落ち着きを取り戻した赤い火星がぽつっと輝いていたのがいまも印象に残っている。こんどはどうなのかな?