猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

水は特別な性質の物質だという話

 何が特別かというと、何より、前回書いたように、水はさまざまなものを溶かし、しかも、本来は水に溶けないものまで「どろどろ」の状態にして混ざりやすくするという性質が、です。
 世のなかの物質には、水に溶ける物質と溶けない物質がある。それは、小学校や中学校の理科系の授業で学ぶ、わりと基礎的なことではないかと思います。
 小学校の理科の授業で「水やお湯に溶けるものを家から持って来なさい」といわれて、塩や砂糖ならばみんな持ってくるだろうと、インスタントコーヒーを持って行ったことがあります。「じゃあ溶かしてみましょう」と言ってお湯で溶かしたら、教室にコーヒーの香りが広がって、なんか教室が授業中じゃないみたいな雰囲気になってしまいましたけど。そのころは「コーヒー」というとインスタントコーヒーのことだと思っていました。コーヒーは豆を焙煎して挽いてドリップして入れると知ったのは後のことですし、まして自分で実行するようになったのは最近のことです。