猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

コミティアお疲れ様でした

 いまさらではありますが、コミティアお疲れ様でした。
 先週は主として仕事がいろいろあって、サンシャインクリエイションのご報告も載せられませんでしたし、COMITIA98の予告も出せませんでした。
 10月後半は、16日の関西コミティア、23日のサンシャインクリエイション、30日のコミティアと、毎週末に即売会にサークル参加する半月でした。しかも、明日、仕事関係の所用がなければ、コミティアの週の木曜日に文学フリマに参加を申し込んでいたかも。
 ……というわけで、文学フリマにはサークル参加しません。というか、できません。
 しかも、なんだか仕事のほうも、通常業務に加えて、私の職場では次年度計画が動き出す時期に当たり、盛りだくさんで。
 30日のコミティアでは、気分的には高揚していても、体力と基本精神力みたいなのがついて行っていなかったところがありました。
 本を買いに出かけて自分のブースに戻ろうとして迷ったり、チェックしていたサークルになぜか行かなかったり、ほかにもいろいろな失敗をしていて。
 とくに迷ったときにはすごく焦りました。
 どうして自分の帰るべき場所がないの? さっきまであそこに座っていたのに? 「S」の島は、まわりのブースにいた人たちともども、異世界に消えてしまったの? そうではなく、自分だけ「S」の島が存在しない異世界に飛ばされたの?
 ――という「いきなり異世界に来てしまった人の不条理感」みたいな驚きをしばらく噛みしめました。
 けっきょく、「T」まで行き着いて、隣に行けば自分のブースのある「S」なのに、なぜか90度違う方向に戻る繰り返しで……それはたどり着けません。やっぱり注意力・判断力が落ちていたんだな。
 あと、ファンタジーで申し込んでおきながら、最近、ファンタジーの新刊を出していないから、ちょっとこう異世界ファンタジー的な驚きを体験させてやろうという計らいでもあったのか。
 ところで、COMITIA98では「アトリエそねっと」はわりと好調な販売数を記録しました。といっても、「一時間平均一冊、もしくはそれ以下」ペースを上回ったというだけで、コミティア全サークルの平均値(COMITIA97で45.46冊)にも中央値(同じく20冊)にも届いていませんけど。でも、初めての方で、全80ページ、二段組みで挿絵一枚もなしという小説本を買っていって下さったかたもいらっしゃいました。とても嬉しかったとともに、こういう方が失望されることのないよう、物書きをしないといけないな、と気を引き締めなければならないところです。
 で、一人でサークル参加すると、どうしても買い物に回れる時間が限られ(しかも買い物に出たらへんな迷いかたをして時間を空費するし……)、イベント全体がどうだったか、ということがよくわからないのですが。
 私自身がCOMITIAに慣れてきたということもあるのかも知れませんが、やっぱり100回(来年5月)に向かって賑やかになり、テンションが上がってきているな、ということは感じました。
 二次創作なしのイベントで2ホールを埋め尽くして、サークル参加・一般参加のひとがこれだけ参加するというのは、すごいことだな、と思います。そのサークルスペースの数だけ、というより、その数をずっと上回って、オリジナルのキャラクターがいて、オリジナルの物語が紡がれているわけでしょう? しかも、昨秋の2ホール開催ではブースにかなり余裕があったように思うのですが、それも、狭いとはいわないまでも「普通」になり……もしかすると、このまま行くと2ホールでも抽選が発生しそうな勢いなのかしら?
 で、私自身は、COMITIAから帰るときには、いろんなアイデアが浮かんでいて、この高揚感を持続してどんどん書くぞ、という勢いだったのですが……。
 家に着くなり燃え尽きました。それで今日(2日)の昼間まで精神状態が超低調、仕事しても仕事は進まないし、すぐ気が散るし、本を読んでも集中できないですぐ投げ出してしまうし……という状態がつづきました。
 で、仕事終わってから書店に本を買いに行くと目当ての本がなく、外食して帰る途中に街の書店に立ち寄ったらラノベを中心に別の本をがさがさ買い……それでなんか急に復活してきました。考えてみれば、ラノベって久しく読んでなかったな。しかも、ラノベの著者って一か月に文庫本一冊書いてるんだな、しかも、私が作る本と違って、編集に何度もダメを出されながら……ということを改めて認識し、こちらもいまのペースで音を上げているようではダメだ、と、反省したところ、です。ともかく、「書きかけの物語」ばっかり、という現状はなんとかしないといけない……。
 そういえば、サンシャインクリエイションで出した、というより、ペーパーにもれなくつけさせていただいた突発小説「弓張り月」について。
 この小説は、SC53に行く朝、出発までの時間に書いたもので、私の出発時間が来たという、物語内容とはまったく関係のないところで切れています。そのため、主人公が隣にいる友だちに声をかけたところ返事がなかった、という描写で唐突に終わっていて、このままだと、その友だち(万梨子)が超自然現象か犯罪かに巻きこまれたように読めてしまうかもしれないのですが。
 返事がないのは、その友だちがたんにほかのことに気を取られていたからで――。すみません。
 COMITIAではその続きまで書いて、同じくペーパーにもれなく挟み込ませていただきました。こちらはいちおう場面の終わりまで行っています。
 ただ、このお話、じつは、この先どうしよう、というのがまだ決まっていなくて。
 登場人物とお話の舞台だけ思いついたので、取っ掛かりの最初のところだけ書いたのですけれど、この先どう展開するかをぜんぜん決めていません。普通の学園もので行くのか、ファンタジー的に進むのか。
 でも、続けよう、どういう終わりかまだわからないけれど、ともかく終わりまで行こうという気もちは抱いています。よろしくお願いします。
 次は、花巻市のイベント Trip?Sweet (11月27日、花巻市交流会館)に申し込んでいます。こちらもよろしくお願いします。