猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

コミックマーケット74お疲れ様でした+ソシュールのお仕事

 コミックマーケット74お疲れ様でした。
 「アトリエそねっと」のブースに来てくださった方、ありがとうございました。
 しばらく、スケジュール上の問題(当日は行けても、「年末進行」と「お盆前進行」で忙しくて本が作れない)や落選で、「アトリエそねっと」ではコミックマーケットには参加しませんでした。今年は比較的時間が自由になるので、岩手県の岩漫、TRIP、岡山の Artistic Chain 2 などに参加しました。最近は「創作」で申し込んでいます。
 今回は、朝から暑く、ビッグサイトに入ってからも団扇で扇いでももわっと暑い空気が来るという状態で、もーどーしよーって感じだったのですが、西館のシャッターが開いた瞬間から涼しくなりました。「風の通り道」(トトロのBGMの曲名……って覚えてますか?)にあたったらしく、涼しい風が吹き込んで、体感温度は下がる、本は飛ばされそうになる。私のところは風よけを置いて対処できましたが、お隣さんはディスプレイを飛ばされていました。じっと座っていると、正午ごろには涼しいを通り越して寒くなってきました。暑さ対策はいちおうしてきたのだけれど、寒さ対策はしていなかったから、後半は「寒さに耐える」という感じでした。ただ、「今回のコミケも暑かった」と書いているひともいるので、体感の差を割り引いても、ビッグサイト内、それもけっこう近い距離でも気候に大きな差があったようです。
 今回は一人で店番だったので、ほとんどほかのサークルさんには行けませんでした。が、それでも、ほかのサークルさんにご挨拶に行ったり、本を買いに行ったりしているあいだに訪ねてきた方がいらしたようで、申しわけなかったです。また、いくつかのサークルさんからは応援のお店番にも来ていただきました。ありがとうございました。
 やはりカタログで予告していた『ことばのないうた』をいちばんお買い上げいただきました。そのわりには、ぜんぜん話が進んでいなくて申しわけないです。「主人公二人で旅に出る」と予告したのに、二人が出会ったところであっけなく終わってしまっているし。11〜12月のイベントのときには、少なくとも二人で旅に出るところまでは仕上げておきたいと思います。
 また、『黄昏の大地』第一巻は、原稿自体はいちおう完成していたのですが、印刷所締切に間に合わず、ダイジェスト版での刊行になってしまいました。こちらは、原稿を見直して、9月には第一巻は正式版を刊行したいと思っています。イベントごとにマイナーアップデートを繰り返して、同じ作品の細部違い版を3冊ぐらい持っている方もいらっしゃるはず……。すみません。
 日立電鉄廃線跡の本はお陰様で完売です。秋には、再版するとともに、日立電鉄廃線跡の第二冊も刊行したいと思います。ところで、これを作っていて、小さくて性能的にも劣る以前のデジカメで自動で撮影した写真のほうが、いまのデジタル一眼レフでマニュアルで撮った写真よりよく撮れているということに気づきました。「自動」対「素人同然のマニュアル」だから最初から勝負は見えているといえばそれまでなんですが。
 次回は9月14日の盛岡市サンビルでの岩漫57でお会いしたいと思います。>岩漫参加の方がた、盛岡市近くに在住のみなさん
 そういえば、ここに書いていた前回冬コミの押井論の「サービスパック」が途中で中断していますね。『スカイ・クロラ』を見て感じたこと・考えたことも反映させて、これもなんとかしたいです。
 『スカイ・クロラ』は、一度は見ているのですが、もういちど見て考えをいちおうまとめたところで書きたいと思います。