猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2010-09-03から1日間の記事一覧

なぜ「数学には一つの答えしかない」のか?

だいたい「数学には一つしか答えがない」ということ自体が、イデオロギーか、思いこみか、ものを考えるときの労力の省略法か、生徒を混乱させず、かつ怠けさせないためのお説教に過ぎない。「1+1=2」で止めておいたほうが話がごちゃごちゃせずにすむのであ…

「数学には一つの正解しかない」ということはない

二つめの「難解」さには触れないとして、一つめの点についてです。とくにわかりにくいのが、理論物理学、とくに素粒子物理学で使われる数学の難解さです。 そりゃそうです。「高等数学」なんだから。でも、その「わかりにくさ」を追究してみると、その一つの…

なぜこの本が難解なのか?

正直に言えば、ともかく 難解 でした。 まず、ところどころに出てくる専門用語がよく理解できない。専門用語を説明する「コラム」も設けられているのだけれど、私には「コラム」自体が難解で、しかも「コラム」を読んでいるうちに本文の流れを忘れてしまうの…

佐藤文隆『破られた対称性』PHPサイエンス・ワールド新書、isbn:9784569709000

2008年、南部陽一郎、小林誠、益川敏英の三人の日本人がノーベル物理学賞を受賞しました。この本は、このノーベル物理学賞をもたらした三人の研究、とくに小林‐益川理論の説明と、それを生み出した日本の学会の雰囲気について、現在では日本の理論物理学界の…

本題に入る前のお知らせ

えーと、「アトリエそねっと」の同人誌のことなんですけど。 ファンタジー(いちおう)『黄昏の大地』の第三巻は岩漫にも間に合わなくなりました。 もともと8月のコミティアに間に合わせようとしていて、間に合わなくなり、岩漫に間に合わせるべく準備を進め…