猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

『天文年鑑』買ってきました

 『天文年鑑isbn:4416204086 を買うと、近くの棚に『天文ガイド』も置いてあったので、いっしょに買ってきた。で、一昨日、『スクールランブル』(アニメ)を見たら流星雨の話だった。う〜ん、あれだとHR(流星の一時間あたり出現数)が一万は行ってるなぁ。一世紀に一度あるかないかの流星雨だろう。ところで、流星は、しし座流星群のように足の速い流星では「消えるまでに願い事を三度」は難しいけれど、流れが遅い流星群や長い経路を飛ぶ流星群もあるので、天満ちゃんはそういう流星群のときを狙えばいいだろうと思う。ちなみに私は何度か同じことを企てていちども成功したことがない。「カネ、カネ、カネ」*1ぐらいは言えそうな気がするが、それも成功したことがない。
 というより、たまたま空を見ていて流れ星を見たとか、それがたまたま流星群の日だったとかいうことはあっても、最初から「流星群を見よう!」と心を決めて見たのは、大出現が予測されていた年のしし座流星群のほかにない。しし座群を見たあとは、ふたご座群もこぐま座群も見るぞと決意していたり、正月はどこか空の暗いところに出かけてしぶんぎ座群を見ようとか決意していたりするのだが、12〜1月は忙しかったり忙しさの疲れが残っていたりで、けっきょくそういう決意が消えてしまうのだ。
 何に忙しいって……そりゃ12月末の某イベントである。そういえば夏の同イベントもペルセウス群の時期に重なるんだな〜。あー、某イベントの申し込み、気がつけばおカネを振り込めるチャンスってあと2月14日の一日だけじゃないか!*2
 そういえば、まだコミケの存在など知らなかった子どものころ、(ひと月遅れの)お盆の北の夜空を見ていたら、急に隣家の上の空にこの世のものと思えない明るい光が表れて夜空を横切り、消えた。お盆という時期もあり、私はてっきり人魂を見たものと思って、悪いことが起こらなければよいがと思い、そのことをずっと黙っていた。それから数日はまた同じ光を見るのではないかと怯えていた。明るい光だったので、家の屋根のすぐ上を飛んでいるように見えたのだ。まさかあれが空の高いところに出現する流星だとは思いもしなかった。それがペルセウス座流星群に属する火球だったと気づいたのはずっとあとになってからのことだ。もしかするとしし座流星群の火球を見たときにふと思いあたったのだったかも知れない。
 それにしても、少し知らないうちに小惑星が10万とかの数に達してるんだね。冥王星を惑星からはずすかわりに1万番小惑星の名誉を与えようとか言っていたのがつい数年前(国立天文台天文ニュース 234、1999年1月)なのに*3

*1:さだまさしは、ずっとむかしのコンサートで、学生時代、手もとにカネがなくなると家に電話して「カネ、カネ、カネ」とだけ言ってすぐ電話を切っていた――電話代を節約するため――という話をしていた

*2:とここに書いておいたら忘れないだろう

*3:この時点までは、切りのいい番号の小惑星には記念すべき名まえがつけられていた。1000番は小惑星の存在を明らかにしたピアッツァ、2000番はハーシェル、3000番はレオナルド(ダ・ヴィンチ?)、4000番はヒッパルコス、5000番は国際天文学連合、6000番は国際連合、7000番はキュリー(夫妻? 夫人だけ?)だったらしい。でも10万個もあると1000番が「切りのいい番号」にも感じられなくなったりして