2009-06-13 ローマ帝国の「皇帝」をめぐって あいかわらず「承前」で話が続きます。 ジョン・ロック/加藤節(訳)『統治二論』の後編(第二論、通称「市民政府論」)の話――だったはずなんですが、前回、「統治」体制をギリシア都市世界の「自由」と東方巨大王国の「専制」に分ける発想がどこで生まれたかという話に行き、ロックからは離れた議論になってしまいました。今回もその続きです。