猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

「岩漫の新刊」はありません

 今日作るということにしていたのですが、無料配布の『すずのね』を作ったところで時間が来てしまいました。数年前なら、そこから原稿を書いて割り付けて印刷して製本して寝ないで持って行くということに挑むだけの元気があったのですが、今年はちょっとその修羅場を乗り切るだけの自信がありません。ですので、文学フリマコミティア93においでになった方には、『すずのね』以外の新刊はないということになります。
 文学フリマ(5月)の新刊は: 評論『セカイ系から遠く離れて』;
 コミティア93(8月)の新刊は: 小説『紅の水晶(パイロット版)』
です。よろしくお願いします。
 これを書いていられるならば何か作れるだろう――と自分でも思わないでもないのですが、ここまで時間が切迫してくると、「割り付けて印刷する」という手間と時間の重みが大きくなってくる。そう考えると、「書いてアップするだけ」というデジタルネットワークのメディアというのは、書くこと以外の負担をかなり小さくしたメディアだと、あらためて、つくづく感じます。