猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

2009-03-18から1日間の記事一覧

「正四面体」の頂点を二つずつ分け合うと必ず偏りができるという話

さて、では、酸素原子のまわりのどこに水素原子がくっつくかということが問題です。 「ほかの原子の電子を絡みつかせることのできる場所」が酸素のばあい四つある。さて、電子はマイナスの電気を帯びていますから、電子どうしは「絡みつき」を起こしていない…

「共有結合」の説明

原子は、ほかの原子を自分の隣に引き寄せてくっつくためには、自分のまわりの電子を使います。自分のまわりの電子を、隣の原子の電子に「絡みつかせて」引っぱってくるのです。そうすると、電子が絡みついているために原子同志がなかなか離れられなくなり、…

水の分子の「極性」を説明する

ところで、砂糖は塩よりもずっとよく水に溶けます。 だから、塩水の辛さには限度があるけど、砂糖水はずっと甘くできるはず……なんだけど、塩は水に溶ける分だけで十分に塩辛いよなぁ。前に食べた「がんこ総本家」(早稲田にあった)の「悪魔ラーメン」とかす…

「中和」の話のまとめ

水の話のつづきです。 水は、イオンにでできた物質に出会うと、自分が水素イオンと水酸基イオン(水素一つと酸素一つ、水酸化物イオン)に分かれて、原子や原子の組み合わせ(基)の大きさでイオンでできた物質と混ざり合うことができる。だから、水はイオン…