さよならの季節
この年度末は私の周囲で異動になる人がなぜか多くて。
辞めてしまうという人、ほとんど接点のない部署に移ってしまうという人もそれなりに多く。
31日、自分の仕事のある部署も、そうでないところもぐるーっと回っていろいろなところで別れのあいさつしてきました。
まだあんまり実感は湧かないです。
これまでの仕事の一環として「今日でお別れですね」というあいさつをしている、という感じです。
明日、また同じ場所で「新年度もよろしく」とあいさつしてるんだろうな、という感覚がまだ抜けません。
そんなので、「実感がないという実感」を積み重ねつつ、「年度」というのがかわっていくのだろうな、と感じています。
ところで。
今週土曜日、4月2日のTAMAコミ(第4回)に参加します。
https://tamacomi.info/
あ‐05,06「アトリエそねっと」です。
新刊は落ちました。
……うーむ。
せっかく印刷会社さん主催の即売会なのに!
現在コピー本を間に合わせようといろいろやっているところです。
がんばります。
COMITIA139に参加します
2月20日(日)に開催される自主制作漫画誌展示即売会COMITIA139にサークル参加します。
https://www.comitia.co.jp/html/139.html
「M38b アトリエそねっと」です。
今回は、ほんとうに、ほんとうに久々の東京ビッグサイト東館開催です。
3ホール開催ですが、新型コロナウイルス感染症対応で、通例の3ホール開催よりは参加サークル数は少ないようです。
そして、アトリエそねっととしては、2019年2月以来、3年ぶりの(東京)COMITIA参加です。
アトリエそねっとにとっては復帰記念の会になるのですが、新刊はありません。
いろいろジタバタしたのですが、間に合わせられませんでした。
ただ、頒布作品はほとんどがCOMITIAをお留守にしているあいだに刊行した本ですので、(東京)COMITIA初売りの本はいろいろ……ということになります。
よろしくお願いします。
COMITIA139に参加します
2月20日(日)に開催される自主制作漫画誌展示即売会COMITIA139にサークル参加します。
https://www.comitia.co.jp/html/139.html
「M38b アトリエそねっと」です。
今回は、ほんとうに、ほんとうに久々の東京ビッグサイト東館開催です。
3ホール開催ですが、新型コロナウイルス感染症対応で、通例の3ホール開催よりは参加サークル数は少ないようです。
そして、アトリエそねっととしては、2019年2月以来、3年ぶりの(東京)COMITIA参加です。
アトリエそねっとにとっては復帰記念の会になるのですが、新刊はありません。
いろいろジタバタしたのですが、間に合わせられませんでした。
ただ、頒布作品はほとんどがCOMITIAをお留守にしているあいだに刊行した本ですので、(東京)COMITIA初売りの本はいろいろ……ということになります。
よろしくお願いします。
涅槃会の思い出
2月15日は「涅槃会」の日だということを、2020年まで私は知りませんでした。
2020年2月15日、私は用があって大阪にいました。午前中が空いていたので、四天王寺まで行ってみました。
その前年に大阪ドームで即売会があって、そのときにお参りして以来です。
そのときすでに新型コロナウイルス感染症の流行という話は出ていました。でも、武漢が都市封鎖されたという話が海外報道として伝わり、クルーズ船で感染者が出て、乗客が船から下りられないというニュースが流れていた時期でした。まだ日本国内に新型コロナウイルス感染症が広く拡がっている状況ではありませんでした。
それでも私はマスクを着用して行ったのは覚えています。かなり前にインフルエンザが流行したときに買って使っていなかったマスクが眠っていたので、それを引っ張り出したのです。
後に、その袋に入っていた何枚かのマスクを3か月後まで洗って使い回すことになるとは、そのときには想像もしていませんでした。
それで、たまたま参詣してみると、参詣客がいっぱいいました。欧米から来たらしい人たちから中国語らしいことばを話している人たちまで、さまざまな外国人も多くいました。
どうして今日はこんなに混んでいるんだろう、と思っていたら、お坊さんが登場し、今日は涅槃会である、つまりお釈迦様の亡くなった日であるということを話し始めました。
4月8日のお花祭りは知っていたのですが、長いあいだ生きてきて、お釈迦様の亡くなった日のお祭りがあることはこのとき初めて知りました。
最後に、仏舎利、つまりお釈迦様のお骨とされる宝物を頭の上にかざしてもらい、幸運を授かる、という儀式に参加させていただきました。
いまの社会で「かざす」というと、ICカードをかざすように、仏舎利から私の頭に幸運が「ピッ!」と入ってくるんだろうな、というイメージになってしまうので……なんか、ありがたさが減るという感じですが。
でも、逆に、何かをかざしただけでカードやスマートフォンから何かが伝わって料金が払えて電車に乗れるということ自体が、少し前の人たちからすると、「ありがたい」、つまり奇跡のようなことなんだろうな、とも思います。
私たちのいまの日常には、少し前までの人たちにとっての奇跡がいっぱい入ってるんだろうな、と。
涅槃会に考えることじゃないかも知れませんが。
結果的に、現在のところ、観光地に行くとインバウンドの外国人観光客にいっぱい出会う、という体験の最後がこの日になっています。
いや。
考えてみれば、それ以来、「観光地」というところには、浅草での即売会の帰りに寄った浅草寺以外には行っていない。忘れているだけかも知れませんが、たぶん行ってないと思います。
ラブフェス2021冬スペシャルと、制服コミュニケーション3のイベントレポート
12月25日、クリスマスの日、新百合ヶ丘の「新百合トゥエンティワンホール」で開催された「ラブフェス2021冬スペシャル2021/12/25」に参加してきました。
「GirlsLoveFestival新百合」、『アサルトリリィ』オンリー「惹き合う運命5th」、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』オンリー「レヴュースタァシアター SEP3」の同時開催で、アトリエそねっとはオリジナルなので「GirlsLoveFestival新百合」枠での参加でした。
百合系即売会GirlsLoveFestivalで初の新百合開催です。
当日朝まで雨で、傘をさしていかなければいけないかな、と思っていたのですが、出発までには天気は回復していました。
会場「新百合トゥエンティワンホール」は「地下2階」ということだったので、クリスマスの日に地下に潜行してイベントなのか、と思っていたら、ホールの外は開放空間で明るいところでした。ステージがあって、舞台の公演にも使えるホールです。私の参加したことのある会場では奥州市Zホールに似た感じ……って参加者層が重なってなさそう……。
主催の方によると、当日は『アサルトリリィ』のイベントに重なっていて参加者が分散したということですが、それでも来場者は多く、熱気のあるイベントだったと思います。
小説サークルでもあり、とくに今回は地味な表紙のものが多くて、あまり売れないだろうと思っていたら、今回は買ってくださる方が多くて、持ち込み冊数の少ない本は完売していました。私が帰り着くより前にツイッターに感想を上げてくださっている方もいらっしゃいました。ありがとうございます。感謝のかぎりです。
アフターイベントはちょこりり https://twitter.com/chocolily20 さんのパフォーマンスと色紙頒布会でした。色紙頒布会では数学的・確率的にとても珍しい事象(^^;が起こってなかなか落札者が決まりませんでしたが。
「新百合スペシャル」の次回は2022年2月12日、GirlsLoveFestival34は2022年3月27日(今年9月4日から延期)ということです。どちらも参加申込予定です。よろしくお願いします。
また、10月31日開催の「制服コミュニケーション3」の主催さんがイベントレポートを上げてくださいました。
https://cc.uniformkiss.com/unifocc03_r01.html
とても詳細、そしてとても楽しいイベントレポートです。掲載されているたくさんの写真とイラストからもイベントの雰囲気が伝わるのではないかと思います。
サークル参加のメンバーに主催さんから一言ずつコメントをいただいています。主催さんがそれぞれの活動をフォローしていらっしゃるからこそのコメントで、とてもありがたいです。
私は「小説の章の区切り方が読みやすいので、スイスイ本を読むことが出来ます!」というコメントを頂戴しました。じつは次の本から章切りをやめようかどうしようかと考えていたところで、助かりました。
2021年の更新はこれが最後になると思います。また新年にお会いしましょう。
よいお年をお迎えください。
すっかり告知を忘れてました
メリークリスマス!
で。
すっかり告知を忘れてました。
今日(12月25日)、「ラブフェス2021冬スペシャル」にサークル参加します。
場所は新百合ヶ丘の「新百合トゥエンティワンホール」ということで、GirlsLoveFestival初(たぶん)の「新百合」開催となります。
「新百合03 アトリエそねっと」です。
新刊はありませんが、再編集の再刊で『紅の水晶 蒼蛇のヴァーリー』を刊行します。少女剣士ものです。初版はコピー本でした。盗賊退治の話なんですが、剣士の少女と、盗賊の本拠から救出された少女との、少女どうしの心の交流を描いた物語なので、いいんじゃないかということで。
あと、制服コミュニケーション3の新刊で、アトリエそねっと最厚を更新した『千鶴のいちばん長い日』もお持ちします。
マーチングブラスバンドものです。吹奏楽一般を「ブラスバンド」ということもあるわけですが、「ブラスバンド」は本来は金管打楽器バンドのことで、で、この物語は「金管打楽器バンド」のお話です。
告知が当日になってしまいましたが。
よろしくお願いします!
隠れ銀河
今回も国立天文台のホームページから。
「観測史上最古の「隠れ銀河」を131億年前の宇宙で発見」
https://www.nao.ac.jp/news/science/2021/20210923-alma.html
「隠れ銀河」ってなんやねん……。
宇宙が始まったばかりで銀河の存在がまだ公認されてなかったから、存在がばれないように隠れて銀河をやっていた、とか?
でも、同じ時代の銀河を探すプロジェクトをやっていて、そういう銀河のすぐ横を探してみたら「隠れ銀河」が見つかった、というのだから、同じ時代の、隠れていない銀河はたくさんある、ということ……だよね?
銀河というと数千億の星の集まりです。私たちの住む銀河(似たようなことばの反復だけど「天の川銀河」といいます。英語ではMilky Way)やアンドロメダ銀河(M31)もそれぐらいの規模です。
宇宙ができたのが138億年ぐらい前ということなので、この「隠れ銀河」は宇宙ができてから7億年から8億年というころのものです。
7億年や8億年も、現在の地球生命にとっては長い時間です。現在から7億年前というとまだ大型の生物は存在しない時代でした。三葉虫もアンモナイトもアノマロカリスもまだいない。そこから私たちの「生態系」がここまで進化するまでの時間、といえば十分に長い。
でも、「宇宙がない」という状態から、宇宙ができて星や銀河ができて、というのが進むためには、どうだろう? 「長い」と言えるのか、ということがあります。
宇宙の最初にできたのは、水素とヘリウム、それとごく微量のリチウム(リチウムイオン電池で使われている金属です)だけでした。だから、宇宙の初期にできた星は水素とヘリウムが主で、ヘリウムより重い元素は含んでいない。
ところで、「隠れ銀河」を隠しているのはダスト(塵)です。しかも、何千億もの星の光をまったく外に漏れないようにするほどの大量のダストが、銀河の外側を包んでいるわけです。
そこで、問題は「そんなもん、いつの間にできたんだ?」ということです。
ダストというのは土ぼこりのようなものなので、不透明な固体がないとできません。水素とヘリウムしか存在しなければ、ガスで銀河を包むことはできても、ダストで銀河を包むことはできない。
地球上の石を作っているような、炭素やケイ素、酸素といった元素が存在しないとダストはできません。あと、欲を言えば、アルミニウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄とかの金属とか。
そういうものは星の内部でしか形成されません。
ダストのなかで、軽くて大量に作られるものと言えば固体の炭素の粉、つまり煤(すす)です。しかし、この炭素というのも、そう簡単にはできないものです。
星の内部で水素がヘリウムに変化するところまでしか行かないのであれば、炭素はできない。
炭素の原子核ができるためには、ヘリウムの原子核が3つ融合しなければなりません。この「3つ融合する」というのがかなりたいへんです。ヘリウムの原子核はまず2つ融合してベリリウムという金属の原子核の一種(ベリリウム8)ができます。しかし、これがとても不安定で、すぐにヘリウムに戻ってしまいます。それが戻らないうちにもう一個ヘリウムの原子核が融合すると炭素になるのですが、ベリリウムがヘリウムに戻るまでの時間がごく短いので、その確率はわりと低い。
炭素が一定程度できると、炭素を含む核融合反応(CNOサイクル)が回り始めて酸素や窒素もできますが、ケイ素、アルミニウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などはさらにできにくい。
しかも、星が輝き続けているかぎり、炭素や酸素や窒素やケイ素やほかの金属は星の内部にため込まれて、ほとんど外に出てきません。それを派手にまき散らすには超新星爆発のような大イベントが必要なわけです。
「宇宙ができてから7~8億年」よりもいまの時代に近い銀河で、超新星爆発が派手に起こっている銀河もあります。では、そういうのが、銀河のまわりに大量のダストをまき散らしているかというと、そういうこともないようです。つまり、続々と大型の星が生まれて、続々と超新星爆発を起こしても、それだけでは銀河を包み込むほどのダストや煤は生まれない、ということです。
一方で、「宇宙ができてから7~8億年」の銀河でも、まれに、派手に星が形成されている銀河があって、そういうものはやっぱりダストに覆われて、目で見える光では見えないようです。
そういう「派手な銀河」が落ち着いて、でも「派手」だった時代にまわりにまき散らしたダストや煤が残っているのか?
それとも、別の、ダストや煤ができるメカニズムがあるのか?
そして、その、銀河を覆い隠してしまうほどのダストや煤は、その後の銀河の進化でどうなって行くのか?
どうして、「宇宙ができてから7~8億年」より後の銀河で大量の星が形成され大量の超新星爆発が起こっても、銀河はダストだらけの煤だらけにならないのか?
どうも、宇宙ができてすぐの時代の「初期の銀河」には特有のメカニズムがあるように思えてきます。でも、もしかすると、やっぱりそうではないのかも知れません。
初期の煤だらけの銀河にススワタリがいっぱい住んでる、人間はもちろん生物なんかまだいないのにススワタリはいっぱいいる、とか想像すると、おもしろそうですけど……。
ところで。
銀河と言えば。
「SL銀河」の運行終了が決まったようです。
まあ、無理をしてまで走らせてほしいと求めるつもりはないけど。
残念は残念ですね。
それに、蒸気機関車が限界、というのではなく、「客車」として運行していたディーゼル車が老朽化したから、という理由も、ちょっと……と感じるところです。蒸気機関車のほうは、静態保存されていたものをせっかくリニューアルして動けるようにしたのに。
規模の小さい「小銀河」になっても残ってほしいとは思いますが、いろいろなものの維持にコストがかかる以上、やっぱり難しいのでしょうね。
最近は「「銀河鉄道の夜」の列車は蒸気機関車(が牽引する列車)ではなくて電車だった」という説も出ているようだし(私自身はあまり賛成ではありません)、いっそのこと、花巻電鉄の「馬面電車」の復活運転とかやってみる?