猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

日立電鉄線廃止後の鮎川・久慈浜近辺

 昔からの知り合いといっしょに久慈浜の「おさかなセンター」にお魚を食べに行ってきた。今回は一階のお寿司屋さんに行った。あんきものお寿司というのも、どんなのが出てくるかと思っていたら、あんがい旨かったし、何よりいわしとか鯖とかサヨリとかが美味だった。
 で、休日の鮎川方面から大甕方面へ行くバスは、本数が少ないうえに、昼のうちに終わってしまう。多賀病院まで行けばさすがにバスはあるだろうと思って行ってみたが、やはり同じ条件だった。けっきょく、鮎川から常磐線常陸多賀まで歩くハメになってしまった。まぁ私は歩き慣れた道だったけど……。
 そのあと、おさかなセンターから、これも日立電鉄線廃止後の代替路線として始まった久慈浜循環路線に乗ろうとしたのだけど、これも昼で終わってしまっている。けっきょくまた久慈浜から大甕まで坂を上って歩くハメになった。いや、まぁ私は何回か歩いた道ではあったけど……。
 代替バスは大甕〜太田はそれなりに本数があり、夜まで走ってはいるけれど、鮎川〜久慈浜あたりは、電鉄線に較べて本数激減で、しかも早く終わってしまう。鮎川の周辺は、平日はそれほど不便も感じなかったけど、休日は非常に不便になった印象がある。このあたりに住んでいる人たちはみんな車使うからいいのかなぁ? でも、桜川駅のすぐ横の国分工場に休日出勤する人なんかけっこうたいへんじゃないだろうか?
 私が最初に日立電鉄線に乗ったのも、同じ知り合いとおさかなセンターに行った帰りだった(このときはアンコウ鍋だった)。このときすでに昼間は鉄道マニアが押し寄せていたらしいが、夜の電車は空いていて、落ちついた雰囲気の車内だった。
 廃止前の日立電鉄線に何度か乗って、お客さんの数から見て廃線もしかたないかなと思っていたが、廃線になるとなんかやっぱり鉄道がないと不便だと強く感じた。
 桜川駅は、廃止のすぐ後に訪れたときにはまだ「関東の駅百選」の札がつけたままになっていたのだけど、今回見るとはずしてあった。