猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

哀愁のさよならはてなダイアリー

 いや、むかし、「さらばシベリア鉄道」という曲に、「哀愁のさらばシベリア鉄道」というカラオケヴァージョンがあってですね……。
 ということで、「はてなブログ」への引っ越しを行うことにしました。「猫も歩けば...」というタイトルも「はてなブログ」に受け継ぐことにします。
 猫も歩けば...(引っ越し中):https://r-kiyose.hatenablog.com/
 引っ越し中(つまりインポート前)ですので、まだ記事はありません。こちらの更新ができなくなってからまとめてインポートする予定です。
 また、「カクヨム」にも居場所を作りました(じつは前からIDはもっていたのだけど)。ここもまだ何も書いていません。
 https://kakuyomu.jp/users/r_kiyose
 あと、これもあんまり活発に更新してないけど(東北関係ほかリツイートが多いです)、ツイッターIDは:
 https://twitter.com/felesater/ (@felesater) です。
 ということで、今後もよろしくお願いします。
 ビリー・ジョエルの昔の曲に I've Loved These Days という曲があって、日本語タイトルは「楽しかった日々」なのですが。
 自分がはてなダイアリーを始めたころのことを思い出してみると、ほんと「あのころは日々が楽しかったな」ということを感じます。本屋の雑然としたネット関係書棚で「はてな」の解説本を見つけて、あ、こんなのあるぞ、と買ってきたり。
 私自身が若かったということもありますし、たとえばむちゃなラーメンの食いかたをしても耐えられた、というか、そういうのが楽しいと思えた、とかいうことも含めて、日々が楽しかった。休みのたびに、目的も決めずにいろんなところを出歩いたりもしていました。いつのころからか、スケジュール的に「目的もなくどこかに行く」ということができなくなり、そういうのをしたいともあんまり思わなくなりました。
 そのかわり、出る即売会の数は増えましたが。最近は休みの日って即売会に行っているか、その準備をしているか、ということが多いですね……。
 でも、もう10年くらい前から、「今年度は仕事が忙しかったが、来年度になるとこの仕事ははずれるから忙しくなくなるはず」という期待を抱き続けて、そして次の年度はさらに忙しくなる(忙しい仕事に回される)ということを繰り返している。そろそろこのサイクルも勘弁、と思っているのだけど、すくなくとも来年度(2019年度)についてはダメみたいです。
 はてなダイアリーを始めたころは、自分の世界が狭かったということもあるんですけど、そのぶん、自分の知らないところに広い世界が広がっているという感覚があった。いや、はっきり感じていたわけではない。いろんなことを知り、いろんなところに行き、世界の広がりを感じてからのほうが、「世界はもっと広いはず」という実感は働くようになりました。今日、いま、私がここでこんなことをやっているとき、あの街はこんな表情なんだろうな、ということの想像の範囲は広がりました。
 でも、その広がりを獲得する前は、実感以前のところで「世界の広がり」を感じていたんじゃないかと思います。
 これからものを書いていくときにも、その「実感以前」の感覚をだいじにしていきたいと思います。