カレンダーを作ってみました
アトリエそねっとで2020(令和2)年のカレンダーを作ってみました。
今年は同人誌をあまり出せなかった年だったけれど、一方で、コピックに慣れようとしていろいろと絵を描いた年でもありました。「いろいろ」といっても女の子ばっかりですけど(汗)。それで、その女の子の絵を集めてカレンダーにしました。
このご時世に旧暦つき、しかも、実用性ゼロの「旧太陽暦」というものまでついています。
で、11月24日に岩手県花巻市で開かれたTRIP?SaGaでこのカレンダーを頒布したところ、手に取ってくださった方たちから「旧太陽暦というのがわからない」というご質問をいただきました。
まあ、当然といえば当然のご質問です。
「旧太陽暦」というのが存在するかというと、少なくとも1日、2日……と数えるカレンダーとしてはこれまで存在したことはなかっただろうと思います。だったらそんなものをカレンダーに載せるな、ということになると思いますが。
いちどやってみたかったのです!
旧太陽暦とは「二十四節気」をもとにした暦です。
節分(立春の前日)に豆まきをする習慣があります。これは、「立春から新しい年が始まる」という考えかたによります。夜が明けると新しい年なので、新しい年を迎える前に鬼を払って福を迎えよう、ということですね。
ところが、立春が「旧暦」の一月一日(元日)に重なるかというと、重なることはほとんどありません。だいたいは、旧暦ではまだ前年なのに立春が来てしまうか、旧暦で新年が来てから立春になるかのどちらかです。
『古今集』(『古今和歌集』)の最初の和歌は:
年のうちに 春は来にけり ひととせを 去年(こぞ)とやいはむ 今年とやいはむ
という在原元方の歌です。「まだ年が明けていないのに立春が来た。いまのこの一年は「去年」というのだろうか? 「今年」というのだろうか?」というような内容です。作品鑑賞的なことはともかくとして、このときは「旧暦ではまだ前年なのに立春が来てしまう」という年だったのですね。
で、それだったら、立春を1月1日として、そこから2日、3日……と数える暦を作ってみたら、ということで考えたのが「旧太陽暦」です。
旧太陽暦のことは長くなるのでまた書くとして。
今回のカレンダーを作って気がついたことは:
(1)セーラー服の女の子の絵が多い(16点中9点)
(2)眼鏡さんの絵が3点
ということでした。
これまで(難しくて)ほとんど描かなかった眼鏡さんの絵があるのは、6月に「眼鏡時空」(http://meganekkokyodan.org/meganejikuu/)に参加したからです。10月の眼鏡時空はいろいろな事情でサークル参加しなかったのですが、また次に眼鏡時空が「発生」する(=イベントが開催される)ときには参加させていただきたいと思っています。
なお、アトリエそねっととしてのサークル参加は今年はTRIPが最後でした。今週末の北海道(11月30日)&九州(12月1日)コミティアは仕事と重なりそうだったので申し込んでおらず、けっきょく1日が仕事になってしまったので一般参加もできません。コミックマーケットは一般参加のみです。
かなり気が早いですが、2019年もお世話になりました。ありがとうございました。