猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

「今度こそ!」

 ところで、やっぱり新刊を作っていなかったことは後悔しました。どんなに急ごしらえでも、お客さんがいらしたときに「これ新刊です」と言えるものがあるかどうかというのは、売る側の気の張りという点でもかなり違うように思います。
 ここにずっと書いている「対称性」の話がけっこうな量になったので、それを整理して「対称性」の本を作ったら、売れる……かな?
 ともかく、次は11月14日のコミティアで、すぐに続いて21日の花巻のTRIP?Starです(TRIPはこれから申し込みます)。
 今度こそは……と言うと、なんか前の選挙で落ちた候補みたいだな。ま、「前の選挙で落ちた」か「前のイベントで新刊が落ちた」かで……似てるというと似てる。
 でも、昔の選挙では「今度こそ!」と書いた選挙ポスターをときどき見たのだけど、最近、見ないように思う。単に私の住んでいるところが(引っ越したので)別の選挙区に移って、ここの候補者はそういう選挙運動をしないのか、それとも、小選挙区中心の選挙になって党の影響力が強まり、候補者個人の選挙という性格が薄れたからなのか、よくわからない。
 ただ、中選挙区だと3位(〜5位)での当選があったわけで、トップ当選はできなくても3〜5位当選ができるという可能性があったわけだけど、小選挙区は「トップ当選」でないと意味がないし、「比例で復活」を狙うにしても「トップに近い得票率」が必要です。つまり「当落線」が3〜5位から1位まで大幅に引き上げになったわけで、3〜5位の「当落線」を超えることを狙うという候補者の行動はなくなった――というのは確かですね。
 でも、ここでは、自分の本が落ちないことが必要なわけで。
 11月14日までには、今度こそ『黄昏の大地』の第三巻を作っていきます。今年は現在から11月末まで(そしてそのまま年末の多忙な時期になだれ込むことが予想されるので)仕事の予定はきついけど、これは達成できると思います。あと、去年の台湾滞在の話で、前に出した『風調雨順國泰民安』に載せなかった話も、そろそろまとめないといけないとも思っています。
 11月の14日と21日が仕事でつぶれたりしないことを祈りつつ。