猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

ながされないけどアイラン

 ちょっと前にある人からきいた話で。
 そのひとのトルコ人の知り合いが日本に来た。空港近くの売店かコンビニかで、子どもにヨーグルトを買ってきて食べさせると、味が違うので食べたくないという。それでたいそう困った――という話でした。それで、何が違うかというと、ヨーグルトが甘いというのですね。トルコのヨーグルトは塩が入っていて、塩辛いのが普通だというのです。「ヨーグルト」ということば自体はトルコ語としてあるのだけれど(「ヨーグルト」ということばがもともとトルコ語という話もきいたことがあります)、その塩を入れて食べるヨーグルトは「アイラン」というのだそうです。
 というわけで、プレーンヨーグルトに塩を入れてそのアイランを作ってみました。
 最初はどう考えても違和感があるんじゃないかと思っていたのですが、食べてみるとけっこうよい味です。ほどよい塩味でヨーグルトがもともと持っている「こく」が引き出されるというか、何というか。
 私は、ヨーグルトは、プレーンのまま食べたり、何かと和えたり、サラダにかけたりといろんな食べかたをするのですが、今後は「アイラン」もその食べかたに加えていきたいと思います。