猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

約100日ぶりです

 前回書いてから3か月と10日、だいたい100日経ってしまいました。ご心配おかけしたかも知れません。ごめんなさい。
 この約100日間、身体については、ときどき寝不足でへたっていたものの、まあ問題なかったし、精神面でもそんな大事には至らなかったのですが、まあちょっとシビアな状況にはいくつか襲われました。もともと時間がタイトなのに弱いので、時間に余裕がなくなると、時間ぎりぎりになって「こっち先にしたほうがいいかな、それともやっぱりあっちが先かな?」とか思い悩んでしまって、悩んでいるうちについに時間切れになって恐慌を来してしまう。そんなので時間が切迫すると能率が落ちるという困った性格で、何とかしようとは思っているのだけどなかなかなんともならない。そんなので、できれば破綻させたくなかった人間関係を破綻させてしまったりとか、いくつか「ぷち鬱」的なネタはありました。
 あと、数年前に「メンバー足りなくなったから名まえだけ貸してくれない?」と言われて勤務先の某プロジェクトに参加したのですが、その関係で上司から「プロジェクトが始まって久しいのに結果が出ておらん。さっさと成果を出せ!」と迫られたのが時間と余裕がなくなった主原因の一つです。「名まえだけ」ではすまなくなったことは前にわかっていて、わざわざ「まじめにやります」的な念書も提出されられたので自覚はしていたのだけど、「まあ引き受けたときの経緯もあるしなんとかなるさ」と思っていたらじつはなんともならず、私にとってはまさに正体不明の「プロジェクト」のために時間を取られているという状況です。
 まあ、快く引き受けるという人がいたら、「名まえだけ引き受けてください」なんてことは言わなくてもすむわけで、「頼むから名まえだけでいいから引き受けて」なぁんてことを言ってくるのは、けっこうせっぱ詰まっている証拠であり、したがってそんな仕事が「名まえだけ」ですむわけがない。むしろ大量の実質的な仕事が回ってくると覚悟したほうがいい。落ち着いて考えてみればすぐわかりそうなことを、いままでわかってなかったんですね。また、これまでの経験では、そうやって引き受けた仕事がけっこう楽しかったり、自分のためになったりしたこともあったので、油断していたのでしょう。
 その仕事もまぁ先が見えてきた(と言いつつ、ここまで何度も「先が見えてきた」と思ったらじつは続きがあった、ということの繰り返しだったので、油断はできないけど)ということもあって、いま同人サークルWWFさんに出す原稿のネタとしてホッブズの『リヴァイアサン』を読んでます。召喚して大津波とか起こします。いえ、たぶんそれは無理です。こういう古典というのは、実際に読んでみると、概説書とかに「これはこういう本ですよ〜」とか書いてあるのとけっこう印象が違ったりして、それがおもしろかったり、逆にわけがわからなかったりする。「古典を読む楽しさ」というのは、けっこう「ありがた話」が多いのだけど、ほんとは、「古典のトンデモさ」を発見するのがいちばん楽しいのじゃないかと思ったりもしています。
 ところでホームページのほうは1月に更新しますと書いたきり、もう半年以上が経ってしまったなぁ。あのときは「冬コミが終わって、正月行事いろいろが終わって、尾道行って帰ったら更新する時間もあるさ」などと思っていたら、そんな時間もなく、けっきょくここまで音沙汰なしになってしまいました。こっちも近いうちに復活したい……復活したいとは思っているのですけど。