猫も歩けば...

― はてなダイアリーより引っ越してきました ―

インド洋で津波被害を止める方法

 まさかインド洋のまわり全体をコンクリートの防波堤で固めてしまうわけにもいかないだろうし、とくに観光地に防波堤を立ててぼかすかテトラポットを沈めるわけにもいかなさそうだしなぁ。
 大津波の被害というのは、まず大津波が到達したときの第一撃による破壊力と、それにつづく激流で何もかも流してしまう「流れの力」のようなものがあるわけで、それを個別に止める、少なくとも緩和するという方法は採れないものだろうか? たとえば、沖合に岩を投入するなどして深さの違うポイントを規則的に作り、例の「ホイヘンスの原理」で波を干渉させて弱めるとか……。でも、波長が違うと効きが違ってしまうし、へたに干渉させると波が巨大化してしまうしなぁ。
 日本は津波対策で「国際貢献」を目指しているようだけど、もしぜいたくを言っていられるなら、コンクリートで海岸を固める以外の、もっと自然物や自然な海のあり方を活用した効果的な津波対策があるなら、それを積極的に研究・開発・実用化することで貢献してほしいと思ったりする。
 それより、国内では、大きな津波がないあいだに、防波堤の外に家や商店ができてしまっていて、津波が来たらヤバイのでは、という話があったと思うんだけど、その後、どうなっているのだろう?